【体質改善】腸をきれいにする食べ物!からだと心の悩みを解消する腸活

「腸活」という言葉もずいぶん聞くようになりました。
健康や便秘解消だけでなく、ダイエットや美肌にも効果絶大な「腸活」は、健康意識だけではなく美容意識の高い女性の間で大きな注目を浴びています。

心とからだにとって大事な腸活とは

どうして「腸」がこんなに注目されるのでしょうか?
実は腸に関する研究が進むにつれて、腸の奥深さ、腸の果たしている様々な重要な役割が明らかになっています。
腸を整えるだけでからだや心の不調や悩みの解消だけではなく、痩せやすくなったり美肌になれたりするのです。

今回は腸活の効果と、日常に取り入れやすい「腸をきれいにする食べ物」についてお伝えします。
今日から日々の生活に「腸活」を取り入れて、きれいで健やかな心と体を手に入れましょう

どうして「腸」がそんなに大事なの

便秘がちだから腸が気になる…腸ってただウンチがたまって排泄するだけの機関だと思っていませんか?
実は腸は体の中で最も重要といわれるくらい大事な働きをたくさんになっています。
「腸は第2の脳」という言葉を聞いたことはありますか?
腸は食べたものを「消化」して「吸収」して「排泄」を行っていますが、さらに重要な役割を持っています。
それが「免疫機能」と「解毒機能」です

腸には多くの免疫細胞が集中しています。
それは最大の免疫機関と呼ばれるほどです。
この免疫の活性化に重要なのが「腸内細菌」ということがわかってきました。
しかもこの「腸内細菌」は解毒機能も持っていることがわかっています。
腸はこれらの働きを脳からの命令ないし自律的に行います。
そのため「第2の脳」と呼ばれるようになりました。

腸内細菌の働きとは

私たちの腸内には、膨大な数、さまざまな種類の細菌が暮らしています。
まだまだ発見されていない未知の細菌も多いといわれています。
その量、重さにして1.5~2キロにもなります。
この細菌の群れを「腸内フローラ」と呼んでいます。
善玉菌、悪玉菌という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、善玉菌は体に対してよい影響を与える菌、悪玉菌は悪い影響を与える菌です。
善玉菌が多いと消化吸収能力も上がり、免疫力、解毒力もUPするという、いいことずくめ!
逆に悪玉菌が増えると、腸内で腐敗が進み発がん性物質や、老化物質、ガスが発生します。
そうすると免疫力、解毒力が低下し、便秘や肌荒れ肥満の原因となるのです。

腸内をきれいにするとこんな悩みが解消します

腸がきれいになると、どんな悩みが解消できるのでしょうか

便秘解消

しつこい便秘、頑固な便秘に悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
実は定期的に排便をしていると思っていても、腸内環境が悪く慢性的に「便秘状態」になっている人も多いのです。
腸内をきれいにすると、停滞している便や腐敗している老廃物が排出され、便秘の改善になります。
便秘は肌トラブルや体臭の原因にもなっています。
この「便秘」が解消されるだけでも、からだはぐんと軽くなります。

代謝UP

腸内の悪玉菌が増加すると、腸内で毒素やガスを発生させてしまいます。
その毒素やガスが血流にのって全身に届くことで、細胞内に老廃物がたまり、代謝が低下する結果に。
代謝が低下すると、眠っている間の体の修復が行われなくなったり、ひどい冷えやコリやむくみの原因になります。
腸内がきれいになって便秘が改善されると、しっかり栄養が吸収され、からだの隅々まで必要な栄養を届けることができるようになり、結果代謝が劇的にUPします。

血液が解毒されないと血流が悪くなり、新陳代謝を低下させてしまうんです。腸内がきれいになり便秘も解消されると、肝臓での解毒もきちんと行われて新陳代謝も良くなります。

アレルギー症状の改善

腸の悪玉菌の増加、消化力の低下は免疫力を低下や乱れさせてしまいます。
そのため風邪をひきやすくなったり、アレルギー症状がひどくなったりということは有名ですね。
腸内の環境を整え、免疫力を整えることでアレルギー症状が改善していきます

汚肌を脱却して美肌に

腸内が汚れていると、腸の老化が進みます。
お肌は内臓を映す鏡といわれます。
肌状態が内臓の状態を反映すると考えると、腸の老化が肌の老化を招くことが理解しやすいのではないでしょうか。
腸の状態が乱れると、肌のハリ艶がなくなってきたり、シミしわが目立ち、全体的に肌が老化してしまいます。
腸内細菌のバランスを保ち、腸年齢を若く保つことで肌年齢を若く保つことができます。

腸をきれいに保つことで、きれいで健康的でいられる!ということがわかりますね。

【腸活】腸内をきれいにする食べ物

食べて腸活するためには、腸に負担にならず腸内の善玉菌を元気にする食べ物が必要です。
わたしたちの体はすべて食べたものでできている。
体に入れた食べ物によって、腸内細菌の状態は良い方向にも悪い方向にも変化します。

①生野菜、果物

温活のために、生の野菜を避けて温野菜のみにしているという人もいるのでは?
生の野菜や果物は「酵素」という栄養素を持っています。
この酵素は熱を加えると壊れてしまうので、生のまま摂取することが大事になります。
酵素は、腸内で食べたものの消化を促進し、腸の負担をグンと減らしてくれます。
積極的に摂ることで、腸の働きが整います

②植物性発酵食品

発酵食品は生野菜や果物と同じように酵素がたっぷり含まれているうえに、善玉菌のえさとなって善玉菌を増やす乳酸菌も豊富です。
乳酸菌には「植物性」と「動物性」の乳酸菌がありますが、腸のために積極的に摂りたいのは植物性乳酸菌
ぜひ毎日一食は取るようにしてください。

植物性乳酸菌が豊富な食べ物
 味噌、醤油、納豆、ぬか漬け、ピクルスなど

③食物繊維

デトックスを目的にするのなら、食物繊維はとても効果的です。
便秘を改善して、腸に停滞した老廃物をしっかり排出することができます。
食物繊維には「不溶性食物繊維」「水溶性食物繊維」があります。
不溶性食物繊維は、胃腸で水分を吸収して大きく膨らみ、腸を刺激して動きを活発にして、便通をうながしてくれます。
主に野菜や豆、キノコ、海藻に含まれています。
水溶性食物繊維は、胆汁酸やコレステロールを吸収して体外に排出する働きがあります。
わかめや昆布、サトイモなどに多く含まれています
どちらも大腸内で発酵・分解されるとビフィズス菌などの腸内の善玉菌を増やして、腸内環境を整えてくれます。

不溶性食物繊維が豊富な食べ物
 野菜、まめ、キノコ、海藻

水溶性食物繊維が豊富な食べ物
 わかめ、昆布、さといもなど


日々、わたしたちが口にするものが、腸内の環境を左右します。
今口にしているものは、腸に良い影響を与えるものですか?
ほんの少し意識するだけで変えられる食生活から腸をきれいにしていきましょう