老化の原因!冷え性は美容と健康の大敵!冷え性を改善するための温活法とは

「冷えは万病の元」という言葉を聞いたことがありませんか?
冷え性は実は美容と健康の大敵なんです。
冷えを軽く考えていませんか?
今回は冷え性の原因と傾向、そして改善策についてご紹介します。

肌トラブルも太ってしまうのも原因は「冷え」!冷え性のデメリットとは

冷え症ってどんなイメージがありますか?
冷え性と言われるのは手足など体の一部分や、全身が冷たくなる症状のことです。
自分自身で冷えてると感じる方もいますが、全く無自覚だったり、冷えていても辛いと感じない方もいます。
しかし冷え性になると、美容にも健康にも、そして心にも多くのデメリットがあります。

・美容

体が冷えてしまうと血液の回りが悪くなります。
血液の回りが悪くなると、体の隅々まで栄養を運ぶことができなくなり、さらに老廃物の排出も滞ってしまい、新陳代謝がうまく行われません。
肌のターンオーバー(新陳代謝)がうまくいかなくなることで、顔がくすんだり、肌の乾燥やたるみや皺、しみの原因になります。
爪が薄くなって割れやすい、爪が割れやすい、そんな不調の原因になります。

さらに血液やリンパの巡りが滞ることで、細胞間に老廃物が溜まり、浮腫みやセルライトの原因となります。
そして体温が1度下がると、基礎代謝が18%下がると言われています。
カロリー消費が少ない体質のため痩せにくく太りやすい体質になり、ダイエットをしても結果が出ない、理想の体型から遠ざかってしまいます。

・健康

冷え性の人は血液やリンパ液の巡りが悪くなり、必要な酸素や栄養素を全身に届けることができず、疲労が取れにくくなります。
老廃物の排出も滞ってしまうので、肩こりや頭痛、眼精疲労の原因にも。
また人の体は1日のうちで微妙に体温を調節して、朝起きたり夜眠るリズムを作っているのですが、冷え性の人はうまくリズムが作れず、寝起きが悪い寝付きが悪いという不調の原因にもなっています。

女性は男性に比べて冷えを感じる人が多いです。
それは体の熱を生み出す筋肉が体質的に男性よりも少ないから。
筋肉が少ない人は熱を生み出す力が弱く、一度冷えると温まるまでに時間がかかってしまいます。
運動習慣のない人は特に冷え性には気をつけたいですね。

あなたの冷え性の原因とは?

一言で冷え性とはいってもさまざまなタイプがあります。
あなたはどのタイプでしょうか?

・末端冷え性

特に手や足先など心臓から離れている部分が冷たいと感じるのが末端冷え性です。
冷え性の中では初期の段階
自分自身でも手足が冷たいと自覚して、冷え性に気づきやすいタイプです。

運動不足や食生活の乱れから末端冷え性になりやすく、からだを動かす習慣を取り入れることで改善につながります

・内蔵型冷え性

下腹部を触ると冷たく感じませんか?
からだの末端よりお腹など体の内部が冷えているのが内臓型冷え性です。
末端冷え性を放置していると進行して内蔵型冷え性になります。
からだの中心部が冷たいのですが、なかなか自覚しにくい冷えでもあります。
・生理の不調がある
・夕方になると靴がきつくなる
そんな症状がある人は内臓型冷え性の可能性が高いです。

運動不足、冷えを加速させる生活習慣が主な原因になります。
しっかり7時間程度の睡眠、下半身の筋肉をしっかり使うスクワットなどを取り入れて、お腹から温めることを日常の習慣に取り入れましょう。

・全身型冷え性

冷え性の中では最も重症なのが全身型冷え性。
からだ全体が冷えていると感じます。
食欲が落ちたり、慢性的な体の不調があらわれているはずです。
冷えの改善が急務です。

慢性的な運動不足や、不規則な生活習慣の積み重ねで冷え症が進行しています。
睡眠をとり、熱を作るたんぱく質をしっかりとり、からだを動かすことを積極的に行ってください。

・ほてり冷え性

手足は冷たいのに顔だけ暑い…そんなふうに感じている方はほてり型冷え性の可能性があります。
このほてり型冷え性は、更年期障害や自律神経の乱れ、加齢によるホルモンバランスの乱れなどが原因になります。

ストレスがダイレクトに症状に現れるタイプなので、上手なストレス解消法やリラックスタイムをみつけて、自分自身を大切に癒してあげることがほてり型冷え性の改善につながります。

症状の現れ方は違っても、冷え性の大本の原因は共通しています。
・運動不足
・食生活の乱れ
・睡眠不足
・ストレス

そんな生活が積み重なることで、熱を生み出す力が弱まり、血流も悪くなることで熱を運ぶ力が弱まってしまい、末端冷え性→内臓型冷え性→全身型冷え性と進行していきます。

冷え性を改善するためには、からだを温めるといった一時的なケアではなく、根本原因から改善していくことが必要なんです。
その根本からの改善をしていくのが「温活」です。

美も健康も手に入れる! 冷え性の原因と改善策

どのタイプの冷え症でも、共通して必要なのは、熱を作って巡らせるということ。
日常生活の中で気を付けていけることをご紹介します。

・タンパク質をしっかるとる

熱を生み出す力となるたんぱく質を意識してしっかりとりましょう。
特にBCAAと呼ばれるアミノ酸を含んだ食品を摂ることが効果的です。
マグロやカツオなどの魚類、鳥豚牛などの肉類に特に豊富に含まれています。

・生の食物など「酵素」が含まれた食品を摂る

体が冷えるから生野菜は取らないという方もいますが、それは逆です。
生野菜からしか取れない栄養素は多くあり、酵素もその一つです。
特に全身型冷え性の方は、食が細くなったり消化が悪く熱を生み出せない状態になっているので、生野菜の消化パワーをしっかり摂取するようにしましょう。

・湯船につかる

冷え性の方が長時間大量に汗をかくくらいお風呂に入るって、実は冷えを加速させているって知っていましたか?
血流をよくして燃えるからだをつくるには、15~20分程度、軽く汗ばむくらいの入浴にしましょう。
炭酸入浴剤などをつかうとリラックスしてさらに血流UP効果も見込めます。

・日々からだを動かす

デスクワークで座りっぱなしなど同じ姿勢を続けることは冷えの原因になります。
ストレッチを日常の生活習慣に加えるようにしましょう。

また下半身は体の中でも筋肉量が多い部分なので、スクワットなどで筋肉を動かすと全身の巡りがよくなります。
軽い筋トレは自律神経の乱れにも効果的です。
のぼせ型冷え性の方は楽しんで取り入れられるエクササイズなどを日常習慣にすることが冷えの解消に使がります。

冷え性改善の習慣って実はとてもあたりまえのことなんですね。
でも、それができていないことが冷え性につながり、老化や体の不調を招いているんです。
まずは始めて見ること、そして習慣化することが冷え性の改善につながります。

体が冷えて辛い…冷え性はそれだけではなく老化や肌荒れ、肥満などさまざまな不調の原因にもなります。
冷え性の原因と改善策を知ったら、できることから取り入れて温かい燃える体を目指しましょう!