【体質改善】気虚ってどんな体質?改善法もご紹介します

東洋医学で重要とされるのが体を構成する「気・血・水」の3つのバランスです。
このバランスが乱れると、体や心に様々なトラブルが起きると考えられています。

今回は「水」のバランスが乱れる「水滞」とは、どんな状態なのか、改善法と合わせてご紹介します。

「気虚」の方の体と心の状態は?

東洋医学で「気虚」とは「気」が少なくなって足りなくなっている状態のことです。

この「気」とはいったい何のことでしょうか?
生命エネルギーの源であり、心とからだのすべてをコントロールしているのが「気」です。
気が不足するとは、気力も生命の活動も減退してしまうため、気が不足する「気虚」は心と体に大きな悪影響を与えます。
その代表的な状態をご紹介します

元気が出ず疲れやすい

気虚とはエネルギーが不足しているため、とても疲れやすく、疲労回復もなかなか進みません。
動きたくない、つい座ってしまう…そんな状態の方は気虚の可能性が高いです。
気力がないためしゃべるのもおっくうに、小さな声でぼそぼそ話したり、日中でもうとうとしたり、いわゆる「元気がない」状態です。

体の冷え

体を温めるのも「気」の力ですが、気虚で気が不足すると温め力が弱くなり体が冷えます。
手足の冷えやお腹の冷え、体温が下がっているのも気虚の特徴です。

風邪をひきやすく、長引きやすい

ウイルスや菌から体を守っている免疫力を整えるのも気の働きです。
気が不足すると風邪やインフルエンザ、コロナなどの感染症や、花粉症などのアレルギー症状が起きやすくなると考えられています。

気持ちの落ち込み

元気の気、気力の気。
この気を健やかに保つのも食べた食べ物を消化したエネルギーです。
気虚になるとこのエネルギーを作る力が不足するために、気持ちを健やかに保つことが難しくなります。
具体的には後ろ向きな気持ちになったり落ち込み、無気力な状態になり、鬱状態に陥ってしまいます。

胃腸機能が低下して食欲がない

内臓の機能とは、気そのもの。
臓器が働くことで気を体に取り込み循環することができます。
疲れて食欲がない、消化不良や便秘を起こすと言う経験はありませんか?
気虚の状態の時は胃腸機能が低下しており、内臓トラブルが起きやすくなります。

気虚を改善する生活習慣

気虚を改善するために一番大事なことは休むことです。
動くエネルギー、消化するエネルギー、前向きになるエネルギーが不足しているのが気虚。
まずはしっかり休める環境づくりをしましょう。

睡眠をしっかりとる

忙しくて睡眠時間が取れない、仕事をしながら寝落ち、TVを見ながらソファで…そんな睡眠の取り方をしていませんか?
睡眠は最も効率よく体と頭を休めることができる、唯一の方法です。
きちんとベッド、もしくは布団で、電気を消し、自分の心地よい温度で眠れる環境を整えましょう。
ベストは22時から2時の間は睡眠を取ることですが、無理な人でも最低7時間の連続した睡眠を心がけてください。

エネルギーを取ることより胃腸の休息を

疲れを取るためにエナジードリンクや、動物性タンパク質などを多くとっていませんか?
食事をして消化して吸収して代謝する、この一連の流れには多くの気を使うため、気が不足している状態で大量のエネルギーをとっても、うまく食べたものからエネルギーを吸収して代謝することができず、余計に胃腸を疲れさせる結果となります。
食欲を感じなければ無理に食べることはせず、胃腸を休めるようにしましょう。
また食欲を感じていても食事は20時までに終わらせて、胃腸の活動する時間をしっかりと確保してください。

胃腸に負担の少ない食べものを摂る

気虚の方は胃腸が生来弱いか、もしくは弱り気味
胃腸に負担をかけない消化の良いものを食べるように心がけることが大事です。
玄米や食物繊維の老い野菜などを腸のために選びがちですが、実は弱った腸には負担をかける結果になりかねません。
よく噛んで食べる、柔らかく煮るなど調理の方法を工夫しながら食べましょう。食事の量を少なくして回数を増やすのも良いでしょう。

気虚を改善するための食事

気虚を改善するためには胃腸に優しい食事をすることが大事です。

・穀物
・芋類
・豆類

などを柔らかく炊いたり、スープにして召し上がってください。

また、酵素ドリンクを利用した16時間ファスティングもおすすめです。
必要なカロリーと豊富な栄養を胃腸に負担なく摂ることができます。
詳しくはサロンにお問い合わせください。