【体質改善】気滞ってどんな体質?改善法もご紹介します

東洋医学で重要とされるのが体を構成する「気・血・水」の3つのバランスです。
このバランスが乱れると、体や心に様々なトラブルが起きると考えられています。

今回は「水」のバランスが乱れる「水滞」とは、どんな状態なのか、改善法と合わせてご紹介します。

「気滞」の方の体と心の状態とは

東洋医学で「気滞」とは「気」が乱れて滞っている状態のことです。

この「気」とはいったい何のことでしょうか?
生命エネルギーの源であり、心とからだのすべてをコントロールしているのが「気」です。
気が乱れると余分な邪気を体に溜め込み、中から張り詰めたように苦しく感じます。
その代表的な状態をご紹介します

心が不安定になってイライラしやすい

「気」は体だけではなく私たちの心の状態をもコントロールしています。
気が安定していれば心も穏やかで安定している状態で健やかに過ごせますが、木の流れが乱れ滞ると、精神的に不安定になり、イライラしやすくなったり怒りやすくなり、気持ちの浮き沈みも激しくなります。
緊張しやすい、小さなことが気になる、やたらと神経質になるのも気滞の特徴です。

喉が詰まるような違和感がある

気の巡りが悪くなると、体の中で滞った気が溜まっていきますが、その停滞を感じやすいのが喉です。
喉になんとなく物がつっかえたような違和感を感じる…そんな状態を「梅核気」と言います。

呼吸が張って苦しいように感じる

気は体の中の空洞に溜まりやすい性質を持っています。
期待すると、体の中の空洞である胸やみぞおちが貼ったように苦しく感じたり、息苦しく感じたり、まるで下着で締め付けられるように感じることがあります。

みぞおち部分を指で押して、苦しさや痛み、抵抗を感じる場合は要注意です。ストレスや孤独など精神の不安定から状態が悪化することが多く、リラックスすることで状態が軽くなるのも気滞の特徴です。

お腹の張り、ゲップやオナラなどのガスが発生しやすい

気が滞ると胃腸にも余分な気が溜まりやすくなります。
主にガスの形で停滞する気がたまルト、お腹の張りや痛みを感じることが多く、ガスやオナラの回数や量が増えます

生理周期が乱れ生理痛PMSがある

気が滞ると子宮卵巣にも大きな影響を与えます。
気滞すると、生理周期が安定しなくなります。
また、イライラや落ち込みなど生理前の心の変動が激しくなったり、食欲が異常に増加するなどの症状が出やすくなります。
月経前緊張症や月経前症候群と言われる症状が大きく出ます。
気滞が原因の生理痛はお腹が張ったような痛みが出るのが特徴的ですが、ストレスを感じると悪化します。

気滞を改善する生活習慣

呼吸を意識してリラックスを

気滞タイプに一番必要なのはリラックスして余分な気を発散させることです。
気づかないうちに張り詰めた気持ちを緩めましょう。
そのためには呼吸が大事です。
貯まった気を吐き出すイメージで、深く呼吸を吐き出します。
お腹も肺も空っぽになるくらいに吐き出し、息を吸い込む。
ゆっくり繰り返して呼吸します。
また軽く汗ばむくらいの適度な運動もおすすめです。

気を巡らせる香りをプラス

気を巡らせて余計な気(邪気)を溜めないようにするのが気滞を解消するためには必要です。
そこでおすすめなのがアロマセラピー。
特に気滞の改善に効果的なのはラベンダー、パチュリ、フランキンセンス、ベルガモット、ペパーミント。
自分が心地よいと思う香りをチョイスして、クリームに加えてボディマッサージをしたり、お部屋で焚くのも良いでしょう。
カップに熱いお湯を入れて、2、3滴アロマを垂らすと火や電気を使わない簡易芳香器になります