【体質改善】むくみやすい人は要注意!脱水・水分不足からくる体調不良

気温が高くなってくると、特に気を付けたいのが「脱水」です。
脱水というのは、「排出した水」>「摂取した水」となり、体内の水分が不足した状態です。
脱水というと、熱中症などで倒れたり高熱になったり、そんなイメージがあるかもしれません。
しかし、熱中症や病院にかかるまでの重度にならなくても、からだの中の水分が不足してなんとなく体調がすぐれない、そんな意味での脱水はあなたの日常の中でも起きています。
特に慢性的にむくみやすい方は脱水に注意する必要があります。

脱水の症状とは

脱水になる土地の巡りが悪くなり、栄養素や酸素を全身に運搬できず、細胞に届かなくなります。
また、水分が不足すると体内のミネラルバランスも崩れ老廃物を体外に排出することもできなくなります。
その結果からだに現れる不調が

・たちくらみやめまい
・頭痛
・食欲が低下する
・やる気の低下
・顔色が悪くなる
・動きが鈍くなりぼんやりする
・疲労感が抜けない
・むくみ
・手足がつる、こわばる

このような症状は、疲労がたまった、睡眠不足、生理前など日常生活でもよくみられるものです。
そのため、単なる体調不良として対処してしまうこともありますが、実は原因が脱水であることは少なくないんです。

いつのまにか脱水になっているのはなぜ?

例えば炎天下にいた、ハードな運動、サウナに入った、そんな風に大量に汗をかく状況であれば、しっかり水分の補給をする方が多いと思います。
気を付けていただきたいのは、軽めのウォーキングで汗ばんだ、お風呂に入った、家事をしたなどの動作でも、気温が高い時期は想像以上に汗をかいているということ。

実は特に気を付けていただきたいのは「慢性的にむくみを感じている方」「むくみに悩んでいる方」なのです。

むくみを感じている方は、汗をかいても「水分をため込んでいる」という意識から、水分摂取量が少なくなりがちです。
しかし体内の血液中の水分が不足すると体内に老廃物をため込みさらにむくむ原因になります。
むくみの原因は摂取する水分ではなく、巡りが悪くなっているために水分を排出できないことにあります。
巡りを整えるために、こまめに水分をとることがむくみの改善にもつながります。

脱水からくる体調不良を防ぐために

のどが渇いたなと感じるのは体内の水分の1%が減少した時と言われています。
のどが渇いたと自覚した時にはすでに脱水が始まっています

つまり脱水をふせぐためには、のどが渇く前に水を飲む習慣をつくるようにしましょう。
人のからだが1時間で吸収できる水分量は人によって異なりますが、だいたい200~250mlです。
また、体内に摂取した水分は吸収までにだいたい30分程度と言われています。
水を一度に大量に飲んでも吸収しきれないので、こまめに水を摂取することも大事です。

また、コーヒーやお茶などカフェインを含んでいるものは利尿作用が働くため避けてください。

頭痛が起きたり疲労感を感じたら

脱水による体調不良を感じた時は、涼しいところでからだを冷まします。
頭や首筋は濡れタオルなどで冷やし、水分を補給しましょう。

脱水と聞くと、水分を補給すればなおると思っている方も多いかもしれません。
しかし、脱水した時点でからだの巡りが悪くなっているので、放置すれば1週間程度不調が続くことも珍しくありません。
できるだけ早く対処することが、不調を長引かせないコツです。