【体質改善】40代から代謝を上げる方法

40代に入って、太りやすくなった、痩せにくくなった
お腹やひざ上、背中に今までなかったお肉が乗っている…
そんなふうに悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

40代は体がこれまでより大きく変化し、これまでなかった衰えを実感しやすい年齢です。
それには「消化」「代謝」が大きな影響を与えています。
40代になってからでも改善できる代謝をあげる方法をご紹介します。

40代から代謝を上げる!ポイントは酵素の働き

40代になるとてきめんに太りやすく、痩せにくくなります。
それは摂取したエネルギーが消費するエネルギーを上まわってしまうから。
食事の量は増えていない…むしろ減ったかも。
そんな方でも加齢とともに代謝が落ちていくことで、太りやすくなってしまうのです。
しかも代謝は40歳を境にガクンと落ちてしまいます。
それはなぜか。

その理由が「酵素」です。

「酵素」って聞いたことありますか?
わたしたちのからだのなかで、食べたものを消化して吸収して、体が動くエネルギー源にしたり、肌や筋肉などの組織に構成していくのが酵素の働きです。
酵素がなければ、食べたものを栄養にすることもできないし、心臓も肺も脳も活動することができません。
こんな大事な酵素はわたしたちのからだのなかで生産されています。

こんなに大事な酵素ですが、一生に作れる量、一日に生産できる総量は決まっています。
つまり、消化にたくさん酵素を使うと代謝に使う量が少なくなってしまいます。

さらに、この酵素の体内での生産量は10代がピークで20代がで徐々に減り始め、40代で急激に減少します

運動をしても筋肉がつき辛くなるのは、酵素の働きが落ちてたんぱく質をアミノ酸に分解、筋肉に構築する力が落ちているからです。

また、全体的な酵素の総量が減ると優先して消化に使用されるため、ますます代謝機能が落ちてしまいます。

40代から代謝を上げるためにやるべきこと

代謝をあげるためには筋肉をつけることが大事。
そう思っている方は多いのではないでしょうか?

しかし何もしなくても体内酵素が活発に働いていた20代、下降気味ながらもまだまだ体内酵素の働きがあった30代とは違い、40代からの代謝アップはまず

・体内に取り込んだ栄養をしっかり吸収できる
・取り込んだ栄養をエネルギーにしたり体の組織に作り替える力を整える

ことから始めることが大事になります。
酵素の働きを高めるためにできることをご紹介します。

40代から代謝をあげる:内臓機能を整える

体内で作られた酵素は消化と代謝にふりわけられます。
消化と代謝では消化機能が優先されます。
つまり、消化内臓の機能が落ちると、酵素が消化に多く浪費され代謝に使う量が減ってしまうのです。
消化しやすいものを摂取し、内臓機能を休ませることで代謝に多く酵素をまわすことができます

40代から代謝をあげる:生野菜生果実を積極的に摂る

代謝に使う酵素は体内で作る事しかできませんが、消化に使う酵素は体外から摂取することができます。
酵素は熱に弱く、火を投資た食材からは摂取できません。
生の野菜や果物を積極的に摂ることで体外からの酵素を消化に使うことができます。

40代から代謝をあげる:発酵食品を積極的に摂る

生野菜や果物と同様に、体外から酵素を摂取できる方法が発酵食品を摂ることです。
発酵食品には酵素がたっぷり含まれているうえ、腸内の善玉菌を増やす乳酸菌が豊富です。
味噌、麹、納豆などの植物性の発酵食品は日本人の体質にもあっており、ぜひ毎日摂りたい食品です

40代は突然の体の変化に戸惑ったり、体形や肌にも変化が出てくる時期です。
正しくおからだの手入れをすることで、体の中からいつまでも若さを保てるとよいですね。

【体質改善】それって逆効果?冷えを加速する、やっちゃいけないNG温活

なんとなく冷えを解消できると思ってやりがちな温活のなかでも。逆にからだを冷やしてしまうものもあります。
今回は体が冷える原因とともに、やらない方がいいNG温活を、東京銀座八丁堀の体質改善サロン【ホットストーンセラピーCAON】オーナーセラピスト岡崎さおりがご紹介します。

体が冷える3つの原因

身体が冷えてしまう原因は、ずばり3つ。

  • 熱を作れない
  • 熱を運べない
  • 熱を保てない

このうちどれか一つでもかけてしまうとからだの冷えの原因になります。
つまり冷えを改善するためには、熱を作って運んで保つサイクルを回し続ければ、冷えはなくなるのです。
ではどうして、からだの熱を作れず、運べず、保つことができないのかをチェックしましょう

熱が作れないのは、腸の働きが落ちて体内酵素が不足しているから

熱を作るためにまず必要なのは、燃料となる「栄養素」とそれを燃やすための「代謝」です。
代謝が落ちている状態では、たとえ運動をしてもなかなか筋肉がつきづらく、脂肪も分解しにくい状態になります。
身体の熱を作っているのは、消化と代謝。
この二つのサイクルをきちんと回すことが熱を作る鍵です。

熱が届かないのは血の巡りが悪いから

体内で作られた熱は、血液に乗って全身に運ばれます。
この巡りが悪くなると、毛細血管まで温かい血液が届きません。
特に届きにくくなるのが手足の先や、下半身です。

血液の巡りが悪くなる大きな原因の一つが自律神経の乱れです。
ストレスがかかると、暖かい場所にいても交感神経が緊張し、末梢の血管を収縮させてしまいます。
その結果血液の巡りが悪くなります。
また、身体のこりも血液の真栗が悪くなる原因の一つです。
こっている組織の周辺は固まり、血液の流れを阻害します。

熱を保てないのは、身体に留める力が弱くなっているから

冷え性なのにたくさん汗をかく、お腹は冷えているのに手足が温かい。
思い当たることはありませんか?

人よりたくさん汗をかくから代謝がいい、それはただの思い込みです。
汗は身体の体温を下げる役割をしますが、熱を止める力が弱い人は、身体の心部が冷えていても、表面が温まった時点で汗をかき始めて放熱してしまいます。

また、身体の中心、お腹が冷えているのに手足が冷たくない人もいます。
本来寒い場所にいれば、体は手足への血流を少なくして、中心部の温度を保とうとします。
しかし、熱のコントロールがうまくいかないと、手足への血流はそのままで、常に放熱している状態になります。

この熱を止めるが不足していると、せっかく体内でつくって身体の隅々まで運んだ熱も、どんどん外に放出し、結果身体の冷えにつながります。

それは本当に効果あり?やっちゃいけないNG温活

身体が冷える3つの原因をご紹介しました。
冷え性を改善したいと思ってやっている「温活」でも、実は冷えを加速するNG温活もあります。
一時的に熱を上げても、冷えやすいからだを作ってしまうものもあるからです。

NG温活① 食事は必ず3食取る

食事をすると、胃腸で食べ物を消化し、その際に熱を作ることができます。
食事は大切な習慣ですが、食事の質、量、時間によっては冷えにつながることをご存じでしょうか?

適切ではない食事は、消化吸収のために胃腸に能力が集中し、そのほかの代謝まで手が回らなくなります。
代謝が正常に行われないと、体内の老廃物が蓄積し、冷えにつながってしまいます。
年齢とともに消化する力は衰えます。
それなのに若い頃と同じ食事をしていると、消化のために能力を無駄に消費し、代謝に使う力が不足してしまいます。
この消化と代謝に使う能力が「酵素」です。
まずは自分自身の食生活を見直すことから始めてみましょう。

NG温活② 冷えないようにサラダではなく温野菜で食事を摂る

体を冷やすからといって生野菜ではなく温野菜ばかり食べる方がいらっしゃいますが、生野菜には酵素と言う消化を助けてくれる栄養素が含まれています。
他にも熱を加えると壊れてしまう栄養素はたくさん。
すべての野菜に熱を通すのではなく、きちんと生でも摂取するようにしましょう。
生野菜が苦手な方は生のフルーツでも!

NG温活③ たくさん発汗するまで体を温める

汗をかくってすごく体があったまってるような感じがしますよね。
でも汗の役割って上がりすぎた体温を下げることだって知ってますか?
運動ではなく体の外の温度を上げることで体温を上げると、汗をかいて体温を下げるサイクルをぐるぐる回していることになります。
一時的に暑い、体が暖まったように感じても、実は冷えやすい体を作ることになります。

外から温めて汗をかくのではなく、自分自身の代謝を上げて汗をかくように整えなければ、いつまでも冷えからの脱却はできません。

熱を作って巡らせて体にとどめる【温活】とは

温活① 睡眠は6時間以上しっかりとる!

冷えにも色々タイプがあります。
手足が冷える末端冷え性、お腹が冷たい人、全身が冷える人。
どんな方にもまずしっかりとっていただきたいのが睡眠です。

運動、食事改善、冷えの解消のために色々やっても結果が出ないのは睡眠が足らず、筋肉を作るための細胞を修復する時間、食べたものの栄養を吸収して熱の燃料にする時間が不足してしまうから。

なんとなくだらだら起きている、スマホを見ながら寝落ち…そんな生活は睡眠時間が取れていても睡眠の質が下がってしまいます。
睡眠は最高の薬と心得て、睡眠時間の確保、睡眠の質を高めるようにしましょう。

温活② 発酵食品を積極的にとる

発酵食品には食べたものの消化吸収の働きを高める酵素がふくまれています。
さらに乳酸菌が腸内の環境を整え、熱を生みだす環境を整えてくれます。
お勧めするのは植物性の発酵食品。
味噌、納豆、お漬物などは積極的に摂るようにしましょう

冷えは身体だけではなく心にも悪影響

身体が冷えると、身体に不調を感じたり不快に感じたりしますが、実は心にも悪影響だって知ってましたか?

身体が冷えることで、内臓が冷えてしまいます。
内臓、特に腸が冷えると腸の働きが低下してしまいます。
腸は人の心に大きく影響するホルモンの分泌に深く関与していることが知られてきました。
ホルモンバランスが乱れることで、落ち込んだりイライラしたり、女性であればPMSや月経中の不調にもつながってしまいます。

熱を生み出す身体を作る温活で体質改善

体の冷えは体や肌だけではなく、心にも悪影響を与えます。
しかし外から熱を補うだけでは、自分自身の熱を作る力が失われてしまいます。
しっかりと自分自身の発熱力を上げて、徹底的に冷えを改善していきましょう!

【体質改善】温活で自律神経を整える、とっても簡単な2つの方法

こんな風に感じることはありませんか?

□疲れやすい
□ふらつきを感じる
□肩こりがひどい
□片頭痛がひどい
□動悸や息切れ
□手足の冷え、顔のほてり
□呼吸が苦しい
□眠りが浅い、不眠、寝付けない
□生理の不順や不調
□耳鳴り
□便秘や下痢
□手足のしびれ
□焦りや不安を感じる

これらはすべて自律神経の働きが乱れた時に起こりやすい症状です。
実は自律神経の働きが乱れるのには、冷えが大きく関係しています。
一見「冷え」とは関係なさそうな症状も、体の奥では冷えと関係していることがあります。
体が冷えると細胞の働きが悪くなり代謝が悪くなり、血液の流れが悪くなります。
そのため、「冷え」を放っておくと体の不調が起こるのです。
体を温めることで血液循環が良くなり、自律神経が整っていきます。
体温が上がることで、消化器や腸内環境を整えるための酵素が働きやすくなり、細胞の活性化にもつながります。
体を温めることは深いリラックスにつながり、「温活」で体の芯を温めるということは、体だけでなく心を温めること

自律神経とは何なのか?

血液循環や消化、体温調節などのさまざまな生命維持機能を維持する神経が自律神経です。

胃で消化する、腎臓で解毒する、そんなことを意識しながら日々内臓を動かしている人はいませんね。
体温や血流も自分自身で意識せず、自律してコントロールされています。

緊張して手が震える、お腹が痛い…
そんな一時的な状態になったことはありませんか?
これは心を守るために自律神経が一時的に乱れている状態です。

自律神経には交感神経と副交感神経という、二つの働きをする神経があります。
日中活発に活動するときに優位に働くのが交感神経、夜休息のときに働くのが副交感神経ですが、自律神経が乱れるとこの切り替えがうまくいかなくなります。

通常はすぐ元に戻りますが、慢性的に乱れた状態になると、さまざまな体の不調が起こってきます。

自律神経が乱れる原因とは

自律神経が乱れる原因は日常の中にあります

・過度な疲労やストレス
・悩み
・不安や心配事
・人間関係
・運動不足
・睡眠不足
・食事の乱れ

こういった日常の乱れが自律神経のバランスを乱してしまいます。
しかしどれも、だれにとっても日常的にあることですね。
普段から心や体のキャパシティがギリギリになっている状態だと、ちょっとしたことで自律神経は乱れ、慢性的な不調へとつながってしまいます。
それを防ぐためには、日々の自分の生活の中に余裕が持てる体と心の状態を作っておくことが必要になります。

自律神経を整える、とっても簡単な2つの方法

温活で自律神経を整える、とっても簡単な方法① 背骨を温める


背中の冷えを感じると、人の体は自然に収縮しそのために背骨に微妙なずれが生じます。
そうすると脊髄の中にある自律神経にも影響し、不眠や目の疲れ、浅い呼吸など様々な不調を引き起こします。
気分的には鬱や無気力、やる気がない状態に落ち入りやすくなります。
背骨を温めることで、効率的に自律神経に刺激を与えながら、背中の筋肉の収縮を取ることができます。

温活で自律神経を整える、とっても簡単な方法② 仙骨を温める


お尻の「冷え」は腰痛や神経痛、下半身の血行不良・脚の疲れなどの原因になります。
お尻を温めるためには仙骨を温めること。
仙骨とは背骨の直下、臀部のでっぱりのすぐ上にある逆三角形の骨です。

仙骨を温めると、血流・ホルモンなどの流れが良くなり神経の働きが整えられ、体の調子が良くなっていきます。
仙骨を温めることは効果的にリラックスする方法です。
仙骨の周辺は脂肪がつきにくいので熱が伝わりやすく、血流を改善冷えの解消はもちろん、細胞の活性も促進できます。
仙骨を中心とする骨盤には膀胱や子宮・卵巣などの臓器もあり、生理痛や更年期障害などのトラブルの緩和につながっていきます。

自宅で背骨、仙骨を温めるには、蒸しタオルやめぐりズムなどの専用の温熱シートを活用するのが手軽で安全です。
カイロを使う場合は温度の上がりすぎや長時間の温めすぎに気をつけるようにしましょう。

自分の体のメンテナンスのためにも早速「温活」を始めましょう!

【体質改善】血虚ってどんな体質?改善法もご紹介します

東洋医学で重要とされるのが体を構成する「気・血・水」の3つのバランスです。
このバランスが乱れると、体や心に様々なトラブルが起きると考えられています。

今回は「水」のバランスが乱れる「水滞」とは、どんな状態なのか、改善法と合わせてご紹介します。

「血虚」の方の体と心の状態とは

東洋医学では体の栄養のことを「血」といいます。
血虚とは血の量が少なくなり不足している状態、つまり栄養不足の状態です。
血は体を作るための材料で、皮膚や髪の毛臓器、ホルモンなども血から血によって作られ健康を維持しています。
つまり血が不足し栄養不足になるということは体の様々なトラブルを招くということになります。

爪が割れたり髪の毛が抜けやすい

血虚とはつまり栄養不足の状態ですが、体内の栄養が不足した時にまず影響を受けるのが体の末端です。
その代表的な場所が髪の毛と爪。

爪の色が悪くなったり割れやすかったり2枚爪になりやすい…そんなトラブルや、髪の毛が抜けたりいきなり白髪が増えたりするのも血虚の特徴です

ふらつき、めまい

血虚になると頭に届く血流が不足するため、脳が栄養不足になり、ぼーっとしたりふらつきやすくなったりします。
また物忘れしやすくなったり集中できず、思考力が低下するのも血虚の症状の一つと考えられます。

顔色が悪い

血流を実はとても大きく反映するのが顔色です。
血虚の場合は血色が失われ、顔色が黄くすみしたような状態になります。
他にも肌艶が悪くなる、乾燥、かゆみなどのトラブルも起きやすくなります

寝つきが悪く眠りの質が悪い

血虚になると脳に十分な栄養が補給されにくくなり、そのため睡眠にも大きな影響があります。
寝つきが悪く眠りが浅い、何度も目が覚める、夢を見るなどのトラブルの原因は血虚かもしれません

血虚を改善する生活習慣

睡眠時間をしっかりとる

血を補充するために大切なのが睡眠。睡眠不足は血虚の大きな原因です。
特に睡眠のゴールデンタイムと言われる22時から2時のあいだはできるだけ就寝するようにしましょう。
眠れなくても、目を閉じて横になっているだけでもよいので、休息時間を確保してください

たんぱく質をしっかりとる

血は食べたものから作られるため、血の質や量は日々の食生活の反映です。
食生活の乱れは血虚体質を招きます。

炭水化物に偏った食事、慢性的な栄養不足に陥っていませんか?
血の材料になるたんぱく質、たんぱく質を体の組織に変えるための酵素、ビタミン、ミネラルをバランスよくとりましょう。

胃腸を整える

食べたものから血を作り出すのが胃腸です。
そのため胃腸が弱ると血虚になりやすくなります。
まずは胃腸を整えて、血を作り出せる体になりましょう。

【体質改善】気滞ってどんな体質?改善法もご紹介します

東洋医学で重要とされるのが体を構成する「気・血・水」の3つのバランスです。
このバランスが乱れると、体や心に様々なトラブルが起きると考えられています。

今回は「水」のバランスが乱れる「水滞」とは、どんな状態なのか、改善法と合わせてご紹介します。

「気滞」の方の体と心の状態とは

東洋医学で「気滞」とは「気」が乱れて滞っている状態のことです。

この「気」とはいったい何のことでしょうか?
生命エネルギーの源であり、心とからだのすべてをコントロールしているのが「気」です。
気が乱れると余分な邪気を体に溜め込み、中から張り詰めたように苦しく感じます。
その代表的な状態をご紹介します

心が不安定になってイライラしやすい

「気」は体だけではなく私たちの心の状態をもコントロールしています。
気が安定していれば心も穏やかで安定している状態で健やかに過ごせますが、木の流れが乱れ滞ると、精神的に不安定になり、イライラしやすくなったり怒りやすくなり、気持ちの浮き沈みも激しくなります。
緊張しやすい、小さなことが気になる、やたらと神経質になるのも気滞の特徴です。

喉が詰まるような違和感がある

気の巡りが悪くなると、体の中で滞った気が溜まっていきますが、その停滞を感じやすいのが喉です。
喉になんとなく物がつっかえたような違和感を感じる…そんな状態を「梅核気」と言います。

呼吸が張って苦しいように感じる

気は体の中の空洞に溜まりやすい性質を持っています。
期待すると、体の中の空洞である胸やみぞおちが貼ったように苦しく感じたり、息苦しく感じたり、まるで下着で締め付けられるように感じることがあります。

みぞおち部分を指で押して、苦しさや痛み、抵抗を感じる場合は要注意です。ストレスや孤独など精神の不安定から状態が悪化することが多く、リラックスすることで状態が軽くなるのも気滞の特徴です。

お腹の張り、ゲップやオナラなどのガスが発生しやすい

気が滞ると胃腸にも余分な気が溜まりやすくなります。
主にガスの形で停滞する気がたまルト、お腹の張りや痛みを感じることが多く、ガスやオナラの回数や量が増えます

生理周期が乱れ生理痛PMSがある

気が滞ると子宮卵巣にも大きな影響を与えます。
気滞すると、生理周期が安定しなくなります。
また、イライラや落ち込みなど生理前の心の変動が激しくなったり、食欲が異常に増加するなどの症状が出やすくなります。
月経前緊張症や月経前症候群と言われる症状が大きく出ます。
気滞が原因の生理痛はお腹が張ったような痛みが出るのが特徴的ですが、ストレスを感じると悪化します。

気滞を改善する生活習慣

呼吸を意識してリラックスを

気滞タイプに一番必要なのはリラックスして余分な気を発散させることです。
気づかないうちに張り詰めた気持ちを緩めましょう。
そのためには呼吸が大事です。
貯まった気を吐き出すイメージで、深く呼吸を吐き出します。
お腹も肺も空っぽになるくらいに吐き出し、息を吸い込む。
ゆっくり繰り返して呼吸します。
また軽く汗ばむくらいの適度な運動もおすすめです。

気を巡らせる香りをプラス

気を巡らせて余計な気(邪気)を溜めないようにするのが気滞を解消するためには必要です。
そこでおすすめなのがアロマセラピー。
特に気滞の改善に効果的なのはラベンダー、パチュリ、フランキンセンス、ベルガモット、ペパーミント。
自分が心地よいと思う香りをチョイスして、クリームに加えてボディマッサージをしたり、お部屋で焚くのも良いでしょう。
カップに熱いお湯を入れて、2、3滴アロマを垂らすと火や電気を使わない簡易芳香器になります

【体質改善】水滞ってどんな体質?改善法もご紹介します

東洋医学で重要とされるのが体を構成する「気・血・水」の3つのバランスです。
このバランスが乱れると、体や心に様々なトラブルが起きると考えられています。

今回は「水」のバランスが乱れる「水滞」とは、どんな状態なのか、改善法と合わせてご紹介します。

「水滞」の方の体と心の状態とは

水滞とは体の中で「水」の巡りが悪く滞っている状態です。
ここで言う「水」とは、リンパ液や胃液、膵液、涙や汗尿など、分泌液や排泄液など体内の水分の総称です。

「水」は、体を潤して、体の老廃物を外に排出します。
そのため、巡りが悪くなり水が滞ると、余分な水分や排出されなかった老廃物が体のあちこちに溜まってしまい、そのためにトラブルが起こります。

水滞すると起こる心と体の症状とは…

からだが浮腫む

水滞の代表的な体の状態は、むくみです。
水の巡りが滞り身体に停滞することで浮腫が起こります。
浮腫が起こると、だるさや火照り、ひどいときには痛みを感じることがあります。

特に下半身が浮腫みやすいのですが、関節部も水が溜まりやすく、指が曲がりにくくなり強張りを感じたり、腕が上がりにくい、脚を上げにくいなどのトラブルを感じることもあります。

胃腸の不調

水滞になると胃腸の不調が起こりやすくなります。
実感しにくいですが実は腹部は体の中でも特に水分が溜まりやすく、むくみを解消するだけでウエストサイズが5㎝くらいサイズダウンする方も珍しくありません。
腹部がむくむとお腹が冷え内臓の働き自体も悪くなり、膨満感やお腹にガスがたまる、食欲を感じない、下したり便秘を繰り返すなどの胃腸不調がでやすくなります。

体や頭が重く感じる

水滞すると、からだに余分な水分が溜まり老廃物の排出も滞るため、からだが重怠く動きにくく感じます。
頭痛も起こりやすく、重いような痛みや締め付けるような痛みを感じます。

めまい

頭や耳に余分な水分がたまると、めまいを起こしやすくなります。
ふわふわしたり、ぐるぐる回るようなめまいを繰り返す方は水滞している可能性が高いといえます

体調が転機の影響を受けやすい

水滞しているときは、気圧の変化や天気の変化の影響をとても受けやすくなります。
雨が降ると頭痛がする、からだが重い…そんな方は水滞している可能性がとても高いです。

水滞を改善する生活習慣

水の飲み方

水滞体質の方は余分な水が身体に溜まって浮腫を感じることが多いので、とかく汗を書いて水分を控えようとする傾向があります。
確かに水滞の方は巡りが悪く、摂取した水分をうまく排泄することができないのですが、水分の摂取を控えると、さらに巡りが悪くなる結果に。
また、暑い時期の水分控えは脱水症状や熱中症につながりかねません。
一度に大量の水分を取ると内臓で水分が停滞し、さらに浮腫の原因になってしまうので、少量の水をこまめに摂取するようにしましょう。

また不純物が混ざった水分、お茶やコーヒーやジュース、硬水などは水分を吸収するために内臓に負担がかかったり、利尿作用が働いて体に必要な水分を排出させてしまうことがあります。
できるだけ不純物の入らない水、軟水を摂るようにしましょう。

水の巡りを改善するため胃腸の調子を整える

水の巡りを整えるために必要なのが、腎臓を含めた内臓の調子を整えること。
お腹は冷やさないように、特に腎臓のあたりは冷やさないようにしましょう。
常に、長時間温め続けることは自分自身の熱を生み出す力を弱らせてしまいますので、10分くらい温めましょう。
温めるためにはカイロやお灸、ホットストーンなどが手軽でおすすめです。

水滞を改善するための食事

甘い食べ物、脂分の多い食べ物は体を潤すといわれています。
そのため水滞体質の方は避けていただいた方がよいでしょう。

お勧めの食材

水滞の方にお勧めの食べ物は
・巡りを助けてくれる
・体内の水分を排出する作用がある
ものです。

具体的には
・小豆や黒豆などの豆類
・瓜類
・海藻類

食材によっては水分を排出するとともに体を冷やす作用のあるものもありますので、温めながら食べるなど調理法にも気を付けましょう。

【体質改善】瘀血ってどんな体質?改善法もご紹介します

東洋医学で重要とされるのが体を構成する「気・血・水」の3つのバランスです。
このバランスが乱れると、体や心に様々なトラブルが起きると考えられています。

今回は「水」のバランスが乱れる「水滞」とは、どんな状態なのか、改善法と合わせてご紹介します。

「瘀血」の方の体と心の状態とは

瘀血とは「血」の流れが滞っている状態です。
東洋医学では血は体の栄養の流れのことです。
血液だけではなく、ホルモンのバランスなども血の働きですし、体を作るあらゆる物質は結を通じて運ばれていきます。
皮膚や髪の毛爪臓器骨筋肉、体のあらゆる物質は血を通じて構成され修復され健康を保っています。

さらに血は体の中の老廃物を回収する役割も果たしています。
結の流れを正常に保つことで、体の隅々に栄養を運び、老廃物を回収し浄化することができます。
瘀血になって血の流れが悪くなると言うことは、体のあちこちで栄養の受け渡しと老廃物の回収が滞るため、体内で様々なトラブルが起こりやすくなります

手足が冷える

瘀血になり血流が滞ると、体の末端は特に流れが悪くなりやすくなります。
そのために手足が冷えやすくなります。
また上半身に比べると、下半身は巡りが悪くなりやすい傾向があります。
そのため瘀血の状態になると、下半身が冷え上半身に熱がこもる冷えのぼせの状態が起こりやすいと考えられます。

肩こり、頭痛

体の巡りが悪くなると、老廃物が溜まったああたりには痛みが出やすくなります。
瘀血になると特に頭痛や肩こりが起こりやすくなります。
瘀血による痛みの特徴は、同じ場所が痛み、夜になると痛みが増す傾向があります。

肌の老化

瘀血で血流が滞ると、体の細胞の隅々まで栄養が届きにくくなります。
特にその影響が大きいのが、体の表面を守っている肌細胞です。
肌細胞に十分な栄養が届きにくくなり、正常なターンオーバーができなくなります。
そのため、メラニンなどの老廃物が滞りやすくなり、シミやそばかすの原因になったり、くまやくすみができやすくなります。

瘀血によってターンオーバーが乱れることで、肌に老廃物がたまりやすくなります。
肌の老廃物は吹き出物やいぼの原因にもなります。

婦人科系のトラブル

婦人科系のトラブルで漢方やはりにかかった方は、瘀血と言う言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
瘀血は婦人科系のトラブルと最も密接な関わりがあると言われています。
血の流れが滞ると、経血が黒っぽくなったり固まりが混じるなどの変化を感じます。
そのまま放置していると、生理痛の悪化、生理周期の変化などのトラブルから、子宮筋腫、内膜症などのトラブルにつながると言われています。

瘀血を改善する生活習慣

温活!体を温めて巡らせる

体の冷えは血流を妨げる一番の原因です。
瘀血の原因は冷えといっても過言ではありません。
さらに瘀血になると体の末端が冷えやすくなり、冷えの悪循環に入ってしまいます。
お風呂でしっかり体を温める、軽い運動をするなどで体が冷えないように心がけましょう。

軽めの運動で血流改善

筋肉を動かすことで体内の巡りを改善しましょう。
ふくらはぎの筋肉は第2の新造と呼ばれるくらい血流には欠かせないポンプとして、血の巡りを助けてくれます。
太ももの筋肉は大きく、動かすことで体内の熱を生んでくれます。
激しい運動で大量に汗をかくよりも、ヨガやストレッチ、ラジオ体操などで軽く汗ばむくらいの運動がおすすめです。
無理をして続かないよりも、ライフスタイルに合わせて無理なく続けられる運動習慣をつけましょう

血流を妨げない食事習慣

揚げ物や動物性油脂の多い食事は血流を妨げる原因になります。
また玉ねぎや青魚は血流を改善してくれる働きがあります。
調理法や献立を見直しましょう

【体質改善】むくみやすい人は要注意!脱水・水分不足からくる体調不良

気温が高くなってくると、特に気を付けたいのが「脱水」です。
脱水というのは、「排出した水」>「摂取した水」となり、体内の水分が不足した状態です。
脱水というと、熱中症などで倒れたり高熱になったり、そんなイメージがあるかもしれません。
しかし、熱中症や病院にかかるまでの重度にならなくても、からだの中の水分が不足してなんとなく体調がすぐれない、そんな意味での脱水はあなたの日常の中でも起きています。
特に慢性的にむくみやすい方は脱水に注意する必要があります。

脱水の症状とは

脱水になる土地の巡りが悪くなり、栄養素や酸素を全身に運搬できず、細胞に届かなくなります。
また、水分が不足すると体内のミネラルバランスも崩れ老廃物を体外に排出することもできなくなります。
その結果からだに現れる不調が

・たちくらみやめまい
・頭痛
・食欲が低下する
・やる気の低下
・顔色が悪くなる
・動きが鈍くなりぼんやりする
・疲労感が抜けない
・むくみ
・手足がつる、こわばる

このような症状は、疲労がたまった、睡眠不足、生理前など日常生活でもよくみられるものです。
そのため、単なる体調不良として対処してしまうこともありますが、実は原因が脱水であることは少なくないんです。

いつのまにか脱水になっているのはなぜ?

例えば炎天下にいた、ハードな運動、サウナに入った、そんな風に大量に汗をかく状況であれば、しっかり水分の補給をする方が多いと思います。
気を付けていただきたいのは、軽めのウォーキングで汗ばんだ、お風呂に入った、家事をしたなどの動作でも、気温が高い時期は想像以上に汗をかいているということ。

実は特に気を付けていただきたいのは「慢性的にむくみを感じている方」「むくみに悩んでいる方」なのです。

むくみを感じている方は、汗をかいても「水分をため込んでいる」という意識から、水分摂取量が少なくなりがちです。
しかし体内の血液中の水分が不足すると体内に老廃物をため込みさらにむくむ原因になります。
むくみの原因は摂取する水分ではなく、巡りが悪くなっているために水分を排出できないことにあります。
巡りを整えるために、こまめに水分をとることがむくみの改善にもつながります。

脱水からくる体調不良を防ぐために

のどが渇いたなと感じるのは体内の水分の1%が減少した時と言われています。
のどが渇いたと自覚した時にはすでに脱水が始まっています

つまり脱水をふせぐためには、のどが渇く前に水を飲む習慣をつくるようにしましょう。
人のからだが1時間で吸収できる水分量は人によって異なりますが、だいたい200~250mlです。
また、体内に摂取した水分は吸収までにだいたい30分程度と言われています。
水を一度に大量に飲んでも吸収しきれないので、こまめに水を摂取することも大事です。

また、コーヒーやお茶などカフェインを含んでいるものは利尿作用が働くため避けてください。

頭痛が起きたり疲労感を感じたら

脱水による体調不良を感じた時は、涼しいところでからだを冷まします。
頭や首筋は濡れタオルなどで冷やし、水分を補給しましょう。

脱水と聞くと、水分を補給すればなおると思っている方も多いかもしれません。
しかし、脱水した時点でからだの巡りが悪くなっているので、放置すれば1週間程度不調が続くことも珍しくありません。
できるだけ早く対処することが、不調を長引かせないコツです。

【体質改善】気虚ってどんな体質?改善法もご紹介します

東洋医学で重要とされるのが体を構成する「気・血・水」の3つのバランスです。
このバランスが乱れると、体や心に様々なトラブルが起きると考えられています。

今回は「水」のバランスが乱れる「水滞」とは、どんな状態なのか、改善法と合わせてご紹介します。

「気虚」の方の体と心の状態は?

東洋医学で「気虚」とは「気」が少なくなって足りなくなっている状態のことです。

この「気」とはいったい何のことでしょうか?
生命エネルギーの源であり、心とからだのすべてをコントロールしているのが「気」です。
気が不足するとは、気力も生命の活動も減退してしまうため、気が不足する「気虚」は心と体に大きな悪影響を与えます。
その代表的な状態をご紹介します

元気が出ず疲れやすい

気虚とはエネルギーが不足しているため、とても疲れやすく、疲労回復もなかなか進みません。
動きたくない、つい座ってしまう…そんな状態の方は気虚の可能性が高いです。
気力がないためしゃべるのもおっくうに、小さな声でぼそぼそ話したり、日中でもうとうとしたり、いわゆる「元気がない」状態です。

体の冷え

体を温めるのも「気」の力ですが、気虚で気が不足すると温め力が弱くなり体が冷えます。
手足の冷えやお腹の冷え、体温が下がっているのも気虚の特徴です。

風邪をひきやすく、長引きやすい

ウイルスや菌から体を守っている免疫力を整えるのも気の働きです。
気が不足すると風邪やインフルエンザ、コロナなどの感染症や、花粉症などのアレルギー症状が起きやすくなると考えられています。

気持ちの落ち込み

元気の気、気力の気。
この気を健やかに保つのも食べた食べ物を消化したエネルギーです。
気虚になるとこのエネルギーを作る力が不足するために、気持ちを健やかに保つことが難しくなります。
具体的には後ろ向きな気持ちになったり落ち込み、無気力な状態になり、鬱状態に陥ってしまいます。

胃腸機能が低下して食欲がない

内臓の機能とは、気そのもの。
臓器が働くことで気を体に取り込み循環することができます。
疲れて食欲がない、消化不良や便秘を起こすと言う経験はありませんか?
気虚の状態の時は胃腸機能が低下しており、内臓トラブルが起きやすくなります。

気虚を改善する生活習慣

気虚を改善するために一番大事なことは休むことです。
動くエネルギー、消化するエネルギー、前向きになるエネルギーが不足しているのが気虚。
まずはしっかり休める環境づくりをしましょう。

睡眠をしっかりとる

忙しくて睡眠時間が取れない、仕事をしながら寝落ち、TVを見ながらソファで…そんな睡眠の取り方をしていませんか?
睡眠は最も効率よく体と頭を休めることができる、唯一の方法です。
きちんとベッド、もしくは布団で、電気を消し、自分の心地よい温度で眠れる環境を整えましょう。
ベストは22時から2時の間は睡眠を取ることですが、無理な人でも最低7時間の連続した睡眠を心がけてください。

エネルギーを取ることより胃腸の休息を

疲れを取るためにエナジードリンクや、動物性タンパク質などを多くとっていませんか?
食事をして消化して吸収して代謝する、この一連の流れには多くの気を使うため、気が不足している状態で大量のエネルギーをとっても、うまく食べたものからエネルギーを吸収して代謝することができず、余計に胃腸を疲れさせる結果となります。
食欲を感じなければ無理に食べることはせず、胃腸を休めるようにしましょう。
また食欲を感じていても食事は20時までに終わらせて、胃腸の活動する時間をしっかりと確保してください。

胃腸に負担の少ない食べものを摂る

気虚の方は胃腸が生来弱いか、もしくは弱り気味
胃腸に負担をかけない消化の良いものを食べるように心がけることが大事です。
玄米や食物繊維の老い野菜などを腸のために選びがちですが、実は弱った腸には負担をかける結果になりかねません。
よく噛んで食べる、柔らかく煮るなど調理の方法を工夫しながら食べましょう。食事の量を少なくして回数を増やすのも良いでしょう。

気虚を改善するための食事

気虚を改善するためには胃腸に優しい食事をすることが大事です。

・穀物
・芋類
・豆類

などを柔らかく炊いたり、スープにして召し上がってください。

また、酵素ドリンクを利用した16時間ファスティングもおすすめです。
必要なカロリーと豊富な栄養を胃腸に負担なく摂ることができます。
詳しくはサロンにお問い合わせください。

【体質改善】40代のダイエットに効果的!きれいに痩せる方法をご紹介します

30歳後半から40歳を境に、なんとなく痩せにくくなった、太りやすくなったと感じる方が多いようです。
年を重ねると痩せにくくなるのはちゃんと理由があります。
それでも無理な食事制限やダイエットをすると、お肌の衰えや窶れて老けた印象になりかねません。
痩せない理由をしっかり理解すると、きれいに若々しく痩せることができます!

40代になると痩せにくくなるのはなぜ?

どうして40代は痩せにくくなるのでしょうか?
まずはその理由を確認しておきましょう。

代謝が低下するため

人のからだは、心臓の動きや食べたものの消化、筋肉の動きなど日常の生活の中でエネルギーを消費していきます。
この特に何もしなくても生命維持のために消費されるエネルギーを「基礎代謝」といいます。
この基礎代謝は、1日で消費するエネルギーのうち約7割を占めています。
しかし、基礎代謝は10代後半から徐々に低下し始めます。
そして最も大きなカーブで落ちるのが40歳。
基礎代謝が落ちたのに、これまでと同じような生活を続けていると、オーバーカロリーになって太ってしまうのは当たり前のことです。
また、基礎代謝が減った分消費されるエネルギーが少なくなっているので、昔と同じようなダイエット法ではなかなか痩せなくなります。

では、どうして40代で代謝が落ちてしまうのでしょうか?

その大きな原因の一つが「体内の酵素量の減少」です。

わたしたちの体の中では、消化吸収代謝排泄にかかわる「酵素」をつくりだしています。
この酵素は加齢とともに作られる量が減っていき、40歳を境に生産量が大きく減少します。
この酵素の減少が40代が痩せにくくなる理由のひとつです。

筋肉量が低下するため

40代になると、どうしても運動の機会が減ってしまいます。
多くの時間を座って過ごすという方も多いのではないでしょうか?
身体を動かす機会が減ることで、筋肉が落ちてしまいます。
筋肉量が減ることで、基礎代謝の衰えにもつながります。

また、先ほどお伝えした体内の酵素の減少も筋肉量の低下につながります。
なぜなら、運動した際に筋肉を作るのも酵素の働きがなければできないからです。

運動量が減って筋肉量が落ちる、運動をしても酵素量が少ないため筋肉をつくることができない、これも40代が痩せにくくなる大きな原因です。

女性ホルモンの乱れ

40代は徐々に更年期に差し掛かって来る頃です。
そのため女性ホルモンの減少や不安定から、ホルモンバランスが乱れ始めます。

代表的な女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロン。
エストロゲン(卵胞ホルモン)は女性らしい体を作るホルモンで、コレステロール値を調整したり骨を維持して女性の体を守ってくれます。
このエストロゲンは40歳を境に分筆量が徐々に減っていきます。
プロゲステロン(黄体ホルモン)は体の妊娠の準備を整えてくれるホルモンですが、妊娠に備えて水分や脂肪を体に蓄えようとします。

40代女性に多い生活習慣

40代になると多くの女性はキャリア、家庭さまざまな変化があります。
そういった変化はストレスとしてのしかかってきます。
自分自身のためではなく、家族、職場のための生活は睡眠不足や不規則な食事を招きがちです。

慢性的なストレスが蓄積してくると、「コルチゾール」というストレスホルモンが分泌されます。
コルチゾールはストレスに耐えるため体にエネルギーを脂肪という形で蓄えようとします。
40代が抱えてしまいがちなストレスが脂肪を蓄えるホルモンを分泌させ、太りやすく痩せにくい原因になります。

また睡眠が不足することで太りやすくもなります。
睡眠不足は、空腹感を感じる「グレリン」というホルモンを分泌し、食べても食べても満足しない状態になります。
なんとなく食べ過ぎて結果太ってしまった…そんな心当たりのある方は睡眠時間を見直しましょう。

40代が痩せにくくなる大きな理由は「酵素量の低下によって代謝が悪くなる」こと。
酵素量をあげ、筋力低下やストレスの蓄積を改善することで、痩せやすいからだを作ることができます。

40代からきれいに痩せる方法

40代から太りやすく痩せにくい、その理由をご紹介しました。
そんな痩せにくい世代に適したダイエット法をご紹介します。

食事編

ダイエットといえば食事!これは避けて通れません。
しかし、若い頃に行って結果が出た無理な食事制限は、40代からは逆効果です。
無理なカロリー制限、タンパク質のみに偏った食事は腸内環境を乱し、老化の原因にもなりかねません。

糖質、脂質、タンパク質はバランスよく取り、消化に優しいものを体に取り入れましょう。
また、生の野菜果物、発酵食品は積極的にとって、40代から低下する体内酵素を、外から補うように心がけることも大事です。

代謝を上げる

代謝を上げるというと、運動して筋肉をつけることをまず思い浮かべるかもしれません。
しかし、体内の酵素量が減って筋肉を作る力が衰えている状態で運動をしても、なかなか筋肉はつきません。
そのために必要なのが、腸内環境を整えること。

実は人がもっともエネルギーを消費するのは、食べたものを消化する時。
ところが40代になると、消化のための酵素も減ってしまい、食べたものが未消化のものになってしまいます。
未消化のものが多くなると、腸内環境が乱れ、食べた栄養をきちんと体に吸収できなくなったり、老廃物を溜め込んでしまうことに。
老廃物を溜め込んだ体は巡りが悪くなり、代謝が落ちてしまいます。

まずはこの消化力をしっかり上げて、消化でたくさんのエネルギーを消費できるようにしていくこと。
そして老廃物を溜めないよう巡りをよくすることで、体の隅々に栄養を届け、運動したらしただけ筋肉がつくという結果の出る体にしていくことができます。

腸内環境を整える=代謝UP!

闇雲に運動を始める前に、結果の出る体を腸から作っていきましょう。

睡眠の大切さを知る

「忙しくて寝れなくて〜」そんな日が多くなっていませんか?
睡眠不足は食欲を増加させることが、研究で明らかになっています。
そしてもう一つ!

腸はあなたが眠っている間に働きます。

睡眠不足は食欲を増加させるだけでなく、腸内環境を乱し、体内に老廃物が溜まる原因となります。
しっかりと睡眠をとって日々のストレスを癒やし、腸が働きやすい環境を作ることが痩せる体づくりにつながります

40代でもきれいに痩せるためには

40代からきれいに痩せていく鍵は、あなたの腸が握っていることはお分かりいただけましたでしょうか?
睡眠、食事を整えることが腸を整え代謝をUPし、40代からでも確実にきれいに痩せることが可能になります。