【体質改善】水滞ってどんな体質?改善法もご紹介します

東洋医学で重要とされるのが体を構成する「気・血・水」の3つのバランスです。
このバランスが乱れると、体や心に様々なトラブルが起きると考えられています。

今回は「水」のバランスが乱れる「水滞」とは、どんな状態なのか、改善法と合わせてご紹介します。

「水滞」の方の体と心の状態とは

水滞とは体の中で「水」の巡りが悪く滞っている状態です。
ここで言う「水」とは、リンパ液や胃液、膵液、涙や汗尿など、分泌液や排泄液など体内の水分の総称です。

「水」は、体を潤して、体の老廃物を外に排出します。
そのため、巡りが悪くなり水が滞ると、余分な水分や排出されなかった老廃物が体のあちこちに溜まってしまい、そのためにトラブルが起こります。

水滞すると起こる心と体の症状とは…

からだが浮腫む

水滞の代表的な体の状態は、むくみです。
水の巡りが滞り身体に停滞することで浮腫が起こります。
浮腫が起こると、だるさや火照り、ひどいときには痛みを感じることがあります。

特に下半身が浮腫みやすいのですが、関節部も水が溜まりやすく、指が曲がりにくくなり強張りを感じたり、腕が上がりにくい、脚を上げにくいなどのトラブルを感じることもあります。

胃腸の不調

水滞になると胃腸の不調が起こりやすくなります。
実感しにくいですが実は腹部は体の中でも特に水分が溜まりやすく、むくみを解消するだけでウエストサイズが5㎝くらいサイズダウンする方も珍しくありません。
腹部がむくむとお腹が冷え内臓の働き自体も悪くなり、膨満感やお腹にガスがたまる、食欲を感じない、下したり便秘を繰り返すなどの胃腸不調がでやすくなります。

体や頭が重く感じる

水滞すると、からだに余分な水分が溜まり老廃物の排出も滞るため、からだが重怠く動きにくく感じます。
頭痛も起こりやすく、重いような痛みや締め付けるような痛みを感じます。

めまい

頭や耳に余分な水分がたまると、めまいを起こしやすくなります。
ふわふわしたり、ぐるぐる回るようなめまいを繰り返す方は水滞している可能性が高いといえます

体調が転機の影響を受けやすい

水滞しているときは、気圧の変化や天気の変化の影響をとても受けやすくなります。
雨が降ると頭痛がする、からだが重い…そんな方は水滞している可能性がとても高いです。

水滞を改善する生活習慣

水の飲み方

水滞体質の方は余分な水が身体に溜まって浮腫を感じることが多いので、とかく汗を書いて水分を控えようとする傾向があります。
確かに水滞の方は巡りが悪く、摂取した水分をうまく排泄することができないのですが、水分の摂取を控えると、さらに巡りが悪くなる結果に。
また、暑い時期の水分控えは脱水症状や熱中症につながりかねません。
一度に大量の水分を取ると内臓で水分が停滞し、さらに浮腫の原因になってしまうので、少量の水をこまめに摂取するようにしましょう。

また不純物が混ざった水分、お茶やコーヒーやジュース、硬水などは水分を吸収するために内臓に負担がかかったり、利尿作用が働いて体に必要な水分を排出させてしまうことがあります。
できるだけ不純物の入らない水、軟水を摂るようにしましょう。

水の巡りを改善するため胃腸の調子を整える

水の巡りを整えるために必要なのが、腎臓を含めた内臓の調子を整えること。
お腹は冷やさないように、特に腎臓のあたりは冷やさないようにしましょう。
常に、長時間温め続けることは自分自身の熱を生み出す力を弱らせてしまいますので、10分くらい温めましょう。
温めるためにはカイロやお灸、ホットストーンなどが手軽でおすすめです。

水滞を改善するための食事

甘い食べ物、脂分の多い食べ物は体を潤すといわれています。
そのため水滞体質の方は避けていただいた方がよいでしょう。

お勧めの食材

水滞の方にお勧めの食べ物は
・巡りを助けてくれる
・体内の水分を排出する作用がある
ものです。

具体的には
・小豆や黒豆などの豆類
・瓜類
・海藻類

食材によっては水分を排出するとともに体を冷やす作用のあるものもありますので、温めながら食べるなど調理法にも気を付けましょう。

【体質改善】瘀血ってどんな体質?改善法もご紹介します

東洋医学で重要とされるのが体を構成する「気・血・水」の3つのバランスです。
このバランスが乱れると、体や心に様々なトラブルが起きると考えられています。

今回は「水」のバランスが乱れる「水滞」とは、どんな状態なのか、改善法と合わせてご紹介します。

「瘀血」の方の体と心の状態とは

瘀血とは「血」の流れが滞っている状態です。
東洋医学では血は体の栄養の流れのことです。
血液だけではなく、ホルモンのバランスなども血の働きですし、体を作るあらゆる物質は結を通じて運ばれていきます。
皮膚や髪の毛爪臓器骨筋肉、体のあらゆる物質は血を通じて構成され修復され健康を保っています。

さらに血は体の中の老廃物を回収する役割も果たしています。
結の流れを正常に保つことで、体の隅々に栄養を運び、老廃物を回収し浄化することができます。
瘀血になって血の流れが悪くなると言うことは、体のあちこちで栄養の受け渡しと老廃物の回収が滞るため、体内で様々なトラブルが起こりやすくなります

手足が冷える

瘀血になり血流が滞ると、体の末端は特に流れが悪くなりやすくなります。
そのために手足が冷えやすくなります。
また上半身に比べると、下半身は巡りが悪くなりやすい傾向があります。
そのため瘀血の状態になると、下半身が冷え上半身に熱がこもる冷えのぼせの状態が起こりやすいと考えられます。

肩こり、頭痛

体の巡りが悪くなると、老廃物が溜まったああたりには痛みが出やすくなります。
瘀血になると特に頭痛や肩こりが起こりやすくなります。
瘀血による痛みの特徴は、同じ場所が痛み、夜になると痛みが増す傾向があります。

肌の老化

瘀血で血流が滞ると、体の細胞の隅々まで栄養が届きにくくなります。
特にその影響が大きいのが、体の表面を守っている肌細胞です。
肌細胞に十分な栄養が届きにくくなり、正常なターンオーバーができなくなります。
そのため、メラニンなどの老廃物が滞りやすくなり、シミやそばかすの原因になったり、くまやくすみができやすくなります。

瘀血によってターンオーバーが乱れることで、肌に老廃物がたまりやすくなります。
肌の老廃物は吹き出物やいぼの原因にもなります。

婦人科系のトラブル

婦人科系のトラブルで漢方やはりにかかった方は、瘀血と言う言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
瘀血は婦人科系のトラブルと最も密接な関わりがあると言われています。
血の流れが滞ると、経血が黒っぽくなったり固まりが混じるなどの変化を感じます。
そのまま放置していると、生理痛の悪化、生理周期の変化などのトラブルから、子宮筋腫、内膜症などのトラブルにつながると言われています。

瘀血を改善する生活習慣

温活!体を温めて巡らせる

体の冷えは血流を妨げる一番の原因です。
瘀血の原因は冷えといっても過言ではありません。
さらに瘀血になると体の末端が冷えやすくなり、冷えの悪循環に入ってしまいます。
お風呂でしっかり体を温める、軽い運動をするなどで体が冷えないように心がけましょう。

軽めの運動で血流改善

筋肉を動かすことで体内の巡りを改善しましょう。
ふくらはぎの筋肉は第2の新造と呼ばれるくらい血流には欠かせないポンプとして、血の巡りを助けてくれます。
太ももの筋肉は大きく、動かすことで体内の熱を生んでくれます。
激しい運動で大量に汗をかくよりも、ヨガやストレッチ、ラジオ体操などで軽く汗ばむくらいの運動がおすすめです。
無理をして続かないよりも、ライフスタイルに合わせて無理なく続けられる運動習慣をつけましょう

血流を妨げない食事習慣

揚げ物や動物性油脂の多い食事は血流を妨げる原因になります。
また玉ねぎや青魚は血流を改善してくれる働きがあります。
調理法や献立を見直しましょう

【体質改善】むくみやすい人は要注意!脱水・水分不足からくる体調不良

気温が高くなってくると、特に気を付けたいのが「脱水」です。
脱水というのは、「排出した水」>「摂取した水」となり、体内の水分が不足した状態です。
脱水というと、熱中症などで倒れたり高熱になったり、そんなイメージがあるかもしれません。
しかし、熱中症や病院にかかるまでの重度にならなくても、からだの中の水分が不足してなんとなく体調がすぐれない、そんな意味での脱水はあなたの日常の中でも起きています。
特に慢性的にむくみやすい方は脱水に注意する必要があります。

脱水の症状とは

脱水になる土地の巡りが悪くなり、栄養素や酸素を全身に運搬できず、細胞に届かなくなります。
また、水分が不足すると体内のミネラルバランスも崩れ老廃物を体外に排出することもできなくなります。
その結果からだに現れる不調が

・たちくらみやめまい
・頭痛
・食欲が低下する
・やる気の低下
・顔色が悪くなる
・動きが鈍くなりぼんやりする
・疲労感が抜けない
・むくみ
・手足がつる、こわばる

このような症状は、疲労がたまった、睡眠不足、生理前など日常生活でもよくみられるものです。
そのため、単なる体調不良として対処してしまうこともありますが、実は原因が脱水であることは少なくないんです。

いつのまにか脱水になっているのはなぜ?

例えば炎天下にいた、ハードな運動、サウナに入った、そんな風に大量に汗をかく状況であれば、しっかり水分の補給をする方が多いと思います。
気を付けていただきたいのは、軽めのウォーキングで汗ばんだ、お風呂に入った、家事をしたなどの動作でも、気温が高い時期は想像以上に汗をかいているということ。

実は特に気を付けていただきたいのは「慢性的にむくみを感じている方」「むくみに悩んでいる方」なのです。

むくみを感じている方は、汗をかいても「水分をため込んでいる」という意識から、水分摂取量が少なくなりがちです。
しかし体内の血液中の水分が不足すると体内に老廃物をため込みさらにむくむ原因になります。
むくみの原因は摂取する水分ではなく、巡りが悪くなっているために水分を排出できないことにあります。
巡りを整えるために、こまめに水分をとることがむくみの改善にもつながります。

脱水からくる体調不良を防ぐために

のどが渇いたなと感じるのは体内の水分の1%が減少した時と言われています。
のどが渇いたと自覚した時にはすでに脱水が始まっています

つまり脱水をふせぐためには、のどが渇く前に水を飲む習慣をつくるようにしましょう。
人のからだが1時間で吸収できる水分量は人によって異なりますが、だいたい200~250mlです。
また、体内に摂取した水分は吸収までにだいたい30分程度と言われています。
水を一度に大量に飲んでも吸収しきれないので、こまめに水を摂取することも大事です。

また、コーヒーやお茶などカフェインを含んでいるものは利尿作用が働くため避けてください。

頭痛が起きたり疲労感を感じたら

脱水による体調不良を感じた時は、涼しいところでからだを冷まします。
頭や首筋は濡れタオルなどで冷やし、水分を補給しましょう。

脱水と聞くと、水分を補給すればなおると思っている方も多いかもしれません。
しかし、脱水した時点でからだの巡りが悪くなっているので、放置すれば1週間程度不調が続くことも珍しくありません。
できるだけ早く対処することが、不調を長引かせないコツです。

【体質改善】気虚ってどんな体質?改善法もご紹介します

東洋医学で重要とされるのが体を構成する「気・血・水」の3つのバランスです。
このバランスが乱れると、体や心に様々なトラブルが起きると考えられています。

今回は「水」のバランスが乱れる「水滞」とは、どんな状態なのか、改善法と合わせてご紹介します。

「気虚」の方の体と心の状態は?

東洋医学で「気虚」とは「気」が少なくなって足りなくなっている状態のことです。

この「気」とはいったい何のことでしょうか?
生命エネルギーの源であり、心とからだのすべてをコントロールしているのが「気」です。
気が不足するとは、気力も生命の活動も減退してしまうため、気が不足する「気虚」は心と体に大きな悪影響を与えます。
その代表的な状態をご紹介します

元気が出ず疲れやすい

気虚とはエネルギーが不足しているため、とても疲れやすく、疲労回復もなかなか進みません。
動きたくない、つい座ってしまう…そんな状態の方は気虚の可能性が高いです。
気力がないためしゃべるのもおっくうに、小さな声でぼそぼそ話したり、日中でもうとうとしたり、いわゆる「元気がない」状態です。

体の冷え

体を温めるのも「気」の力ですが、気虚で気が不足すると温め力が弱くなり体が冷えます。
手足の冷えやお腹の冷え、体温が下がっているのも気虚の特徴です。

風邪をひきやすく、長引きやすい

ウイルスや菌から体を守っている免疫力を整えるのも気の働きです。
気が不足すると風邪やインフルエンザ、コロナなどの感染症や、花粉症などのアレルギー症状が起きやすくなると考えられています。

気持ちの落ち込み

元気の気、気力の気。
この気を健やかに保つのも食べた食べ物を消化したエネルギーです。
気虚になるとこのエネルギーを作る力が不足するために、気持ちを健やかに保つことが難しくなります。
具体的には後ろ向きな気持ちになったり落ち込み、無気力な状態になり、鬱状態に陥ってしまいます。

胃腸機能が低下して食欲がない

内臓の機能とは、気そのもの。
臓器が働くことで気を体に取り込み循環することができます。
疲れて食欲がない、消化不良や便秘を起こすと言う経験はありませんか?
気虚の状態の時は胃腸機能が低下しており、内臓トラブルが起きやすくなります。

気虚を改善する生活習慣

気虚を改善するために一番大事なことは休むことです。
動くエネルギー、消化するエネルギー、前向きになるエネルギーが不足しているのが気虚。
まずはしっかり休める環境づくりをしましょう。

睡眠をしっかりとる

忙しくて睡眠時間が取れない、仕事をしながら寝落ち、TVを見ながらソファで…そんな睡眠の取り方をしていませんか?
睡眠は最も効率よく体と頭を休めることができる、唯一の方法です。
きちんとベッド、もしくは布団で、電気を消し、自分の心地よい温度で眠れる環境を整えましょう。
ベストは22時から2時の間は睡眠を取ることですが、無理な人でも最低7時間の連続した睡眠を心がけてください。

エネルギーを取ることより胃腸の休息を

疲れを取るためにエナジードリンクや、動物性タンパク質などを多くとっていませんか?
食事をして消化して吸収して代謝する、この一連の流れには多くの気を使うため、気が不足している状態で大量のエネルギーをとっても、うまく食べたものからエネルギーを吸収して代謝することができず、余計に胃腸を疲れさせる結果となります。
食欲を感じなければ無理に食べることはせず、胃腸を休めるようにしましょう。
また食欲を感じていても食事は20時までに終わらせて、胃腸の活動する時間をしっかりと確保してください。

胃腸に負担の少ない食べものを摂る

気虚の方は胃腸が生来弱いか、もしくは弱り気味
胃腸に負担をかけない消化の良いものを食べるように心がけることが大事です。
玄米や食物繊維の老い野菜などを腸のために選びがちですが、実は弱った腸には負担をかける結果になりかねません。
よく噛んで食べる、柔らかく煮るなど調理の方法を工夫しながら食べましょう。食事の量を少なくして回数を増やすのも良いでしょう。

気虚を改善するための食事

気虚を改善するためには胃腸に優しい食事をすることが大事です。

・穀物
・芋類
・豆類

などを柔らかく炊いたり、スープにして召し上がってください。

また、酵素ドリンクを利用した16時間ファスティングもおすすめです。
必要なカロリーと豊富な栄養を胃腸に負担なく摂ることができます。
詳しくはサロンにお問い合わせください。

【体質改善】40代のダイエットに効果的!きれいに痩せる方法をご紹介します

30歳後半から40歳を境に、なんとなく痩せにくくなった、太りやすくなったと感じる方が多いようです。
年を重ねると痩せにくくなるのはちゃんと理由があります。
それでも無理な食事制限やダイエットをすると、お肌の衰えや窶れて老けた印象になりかねません。
痩せない理由をしっかり理解すると、きれいに若々しく痩せることができます!

40代になると痩せにくくなるのはなぜ?

どうして40代は痩せにくくなるのでしょうか?
まずはその理由を確認しておきましょう。

代謝が低下するため

人のからだは、心臓の動きや食べたものの消化、筋肉の動きなど日常の生活の中でエネルギーを消費していきます。
この特に何もしなくても生命維持のために消費されるエネルギーを「基礎代謝」といいます。
この基礎代謝は、1日で消費するエネルギーのうち約7割を占めています。
しかし、基礎代謝は10代後半から徐々に低下し始めます。
そして最も大きなカーブで落ちるのが40歳。
基礎代謝が落ちたのに、これまでと同じような生活を続けていると、オーバーカロリーになって太ってしまうのは当たり前のことです。
また、基礎代謝が減った分消費されるエネルギーが少なくなっているので、昔と同じようなダイエット法ではなかなか痩せなくなります。

では、どうして40代で代謝が落ちてしまうのでしょうか?

その大きな原因の一つが「体内の酵素量の減少」です。

わたしたちの体の中では、消化吸収代謝排泄にかかわる「酵素」をつくりだしています。
この酵素は加齢とともに作られる量が減っていき、40歳を境に生産量が大きく減少します。
この酵素の減少が40代が痩せにくくなる理由のひとつです。

筋肉量が低下するため

40代になると、どうしても運動の機会が減ってしまいます。
多くの時間を座って過ごすという方も多いのではないでしょうか?
身体を動かす機会が減ることで、筋肉が落ちてしまいます。
筋肉量が減ることで、基礎代謝の衰えにもつながります。

また、先ほどお伝えした体内の酵素の減少も筋肉量の低下につながります。
なぜなら、運動した際に筋肉を作るのも酵素の働きがなければできないからです。

運動量が減って筋肉量が落ちる、運動をしても酵素量が少ないため筋肉をつくることができない、これも40代が痩せにくくなる大きな原因です。

女性ホルモンの乱れ

40代は徐々に更年期に差し掛かって来る頃です。
そのため女性ホルモンの減少や不安定から、ホルモンバランスが乱れ始めます。

代表的な女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロン。
エストロゲン(卵胞ホルモン)は女性らしい体を作るホルモンで、コレステロール値を調整したり骨を維持して女性の体を守ってくれます。
このエストロゲンは40歳を境に分筆量が徐々に減っていきます。
プロゲステロン(黄体ホルモン)は体の妊娠の準備を整えてくれるホルモンですが、妊娠に備えて水分や脂肪を体に蓄えようとします。

40代女性に多い生活習慣

40代になると多くの女性はキャリア、家庭さまざまな変化があります。
そういった変化はストレスとしてのしかかってきます。
自分自身のためではなく、家族、職場のための生活は睡眠不足や不規則な食事を招きがちです。

慢性的なストレスが蓄積してくると、「コルチゾール」というストレスホルモンが分泌されます。
コルチゾールはストレスに耐えるため体にエネルギーを脂肪という形で蓄えようとします。
40代が抱えてしまいがちなストレスが脂肪を蓄えるホルモンを分泌させ、太りやすく痩せにくい原因になります。

また睡眠が不足することで太りやすくもなります。
睡眠不足は、空腹感を感じる「グレリン」というホルモンを分泌し、食べても食べても満足しない状態になります。
なんとなく食べ過ぎて結果太ってしまった…そんな心当たりのある方は睡眠時間を見直しましょう。

40代が痩せにくくなる大きな理由は「酵素量の低下によって代謝が悪くなる」こと。
酵素量をあげ、筋力低下やストレスの蓄積を改善することで、痩せやすいからだを作ることができます。

40代からきれいに痩せる方法

40代から太りやすく痩せにくい、その理由をご紹介しました。
そんな痩せにくい世代に適したダイエット法をご紹介します。

食事編

ダイエットといえば食事!これは避けて通れません。
しかし、若い頃に行って結果が出た無理な食事制限は、40代からは逆効果です。
無理なカロリー制限、タンパク質のみに偏った食事は腸内環境を乱し、老化の原因にもなりかねません。

糖質、脂質、タンパク質はバランスよく取り、消化に優しいものを体に取り入れましょう。
また、生の野菜果物、発酵食品は積極的にとって、40代から低下する体内酵素を、外から補うように心がけることも大事です。

代謝を上げる

代謝を上げるというと、運動して筋肉をつけることをまず思い浮かべるかもしれません。
しかし、体内の酵素量が減って筋肉を作る力が衰えている状態で運動をしても、なかなか筋肉はつきません。
そのために必要なのが、腸内環境を整えること。

実は人がもっともエネルギーを消費するのは、食べたものを消化する時。
ところが40代になると、消化のための酵素も減ってしまい、食べたものが未消化のものになってしまいます。
未消化のものが多くなると、腸内環境が乱れ、食べた栄養をきちんと体に吸収できなくなったり、老廃物を溜め込んでしまうことに。
老廃物を溜め込んだ体は巡りが悪くなり、代謝が落ちてしまいます。

まずはこの消化力をしっかり上げて、消化でたくさんのエネルギーを消費できるようにしていくこと。
そして老廃物を溜めないよう巡りをよくすることで、体の隅々に栄養を届け、運動したらしただけ筋肉がつくという結果の出る体にしていくことができます。

腸内環境を整える=代謝UP!

闇雲に運動を始める前に、結果の出る体を腸から作っていきましょう。

睡眠の大切さを知る

「忙しくて寝れなくて〜」そんな日が多くなっていませんか?
睡眠不足は食欲を増加させることが、研究で明らかになっています。
そしてもう一つ!

腸はあなたが眠っている間に働きます。

睡眠不足は食欲を増加させるだけでなく、腸内環境を乱し、体内に老廃物が溜まる原因となります。
しっかりと睡眠をとって日々のストレスを癒やし、腸が働きやすい環境を作ることが痩せる体づくりにつながります

40代でもきれいに痩せるためには

40代からきれいに痩せていく鍵は、あなたの腸が握っていることはお分かりいただけましたでしょうか?
睡眠、食事を整えることが腸を整え代謝をUPし、40代からでも確実にきれいに痩せることが可能になります。

【体質改善】お腹にガスが溜まりやすい方へ。速攻ガス抜きと根本改善法をご紹介

お腹がはって苦しい。
夕方になるといつもお腹はパンパンに張ってスカートがキツい。
しょっちゅうオナラがでて恥ずかしい。

そんなお腹のガス溜まりの悩みは意外と多くの方が抱えています。
ガスが溜まる原因は、精神的なストレスや食事、冷え、呼吸、腸の健康状態などが関係しています。

どうしてガスが溜まるのか、速攻でガス抜きできるセルフケアや根本改善法を東京銀座八丁堀の体質改善サロンホットストーンセラピーCAONのオーナーセラピスト・岡崎さおりがご紹介します。

ガスが溜まる原因とは

お腹が張って苦しく感じる、痛い、お腹の音やオナラが気になる。
ガスが溜まるとそんな悩みが出てきます。

どうしてお腹にガスが溜まるのでしょうか。

ガス溜まりの原因① 消化不良

私たちが食べたものは腸で消化され栄養として吸収されます。
でもこの消化がうまくいかないと、食べたものは未消化物として腸に溜まり、腐敗しガスを発生させます。
消化がうまくいかない原因は

  • 消化しづらいものを多く食べた
  • 自分の消化能力を超えた量の食事を食べた
  • 腸が疲労し、消化力が落ちている

など様々です。
また、炭水化物や脂質の吸収を阻害するサプリメントやお薬でもガスが溜まる原因になります。

ガス溜まりの原因② 冷え

お腹の冷えもガス溜まりの原因になります。
実は腸は普段かなりのスピードで動いています。
でもその動きを意識することは無いはず。
お腹が冷えると、腸の運動するスピードが落ちてしまいます。
そうすると消化されたものが町にとどまる時間が長くなり、ガスを発生させ始めます。

ガス溜まりの原因③ お腹を圧迫している

実は私たちの生活の中で、お腹を圧迫する機会というのは意外なほど多いのです。

長時間座りっぱなしで仕事をしていたり、きつめのサポート下着を使っていたりするとお腹が圧迫され、腸の働きが低下する原因になります。
腸の働きが低下することで、お腹にガスが溜まりやすくなります。

ガス溜まりの原因④ 便秘

便秘になるとガスが溜まっていると感じる人は多いでしょう。
腸内で溜まった便は腐敗しガスを発生させます。
便秘や腸内の異常発酵(腐敗)が原因でガスが発生するときは、オナラが臭く感じることが多くなります。

実は腸内細菌が食べ物のカスを分解する際に発生させるのが、硫化水素などの臭いガス。
ガス溜まりで悩んでオナラも臭いと感じたら、腸内環境の改善が必要です。

ガス溜まりの原因⑤ 空気を飲み込んでいる

普段私たちが呼吸をした空気は肺に入りますが、その空気が大量に胃に流れ込むと、ガス溜まりの原因になります。
胃に入った空気はだいたいゲップなどで外に出ますが、一部下にさがって腸に入りガス溜まりの原因になります。

空気が胃に入りやすいのは食事の時や水分を飲んだ時。
また不安やストレスを感じたときに空気を呑み込む傾向が高いです。
このように空気を呑み込みガスが溜まって苦しい状態が「呑気症」です。
飲み込んだ空気が原因なので、オナラの匂いはそこまで強くありません。

お腹にガスを溜めない!根本改善セルフケア

お腹にガスを溜めないために大事なのは

  • 入れない
  • 作らない
  • すぐに出す

お腹にガスを溜めない① ガスを入れない

お腹に空気を入れてしまう人、それはズバリ!早食いをする人です。
早食いやがぶ飲みは、一緒に空気を多く飲み込んでいます。
食事をゆっくりよく噛んですることで、ガスを入れてしまうことはかなり解消できます。

またストレスがあると空気を呑み込みやすい傾向があるので、メンタルケアも大事です。
ヨガの呼吸や腹式呼吸などで心の状態を整えるようにしましょう。

お腹にガスを溜めない② 作らない

消化不良、便秘はお腹の中でどんどんガスを作ってしまいます。
しっかり消化をし、ガスを排泄できる腸内環境を整えましょう。
食物繊維をしっかりとり、特に便秘が気になる方は乳酸菌を、消化の不調が気になる方は酵素をしっかり摂るなどの対策をしましょう。

お腹にガスを溜めない③ すぐに出す

ガスが溜まってオナラやゲップが出そう。
人前では出しにくいですが、自宅やトイレなどに行ってすぐに出すようにしましょう。
ガスが溜まった状態を続けると、お腹が張って腸の働きが低下し、お腹の中でガスが発生する原因になります。

お腹のガス溜まりを速攻改善

お腹にガスを溜めない生活はもちろん大事なのですが、今お腹にガスが溜まって苦しい!そんな方のためのガスを出す速攻改善法をご紹介します。

ガス溜まり速攻改善① セルフ腸マッサージ

セルフ腸マッサージは優しい圧でゆっくりと、空腹時に行います。
ガスが溜まっているときは圧をかけると痛く感じたり、指がお腹に入らない感じがすると思いますが、無理をせず撫でるような強さになってもOKです。

小腸もみで腸活マッサージ 

①両手を重ねておへその上に来るように置きます。
②まずは右手の手根で垂直に歩く圧をかけて,指先の方に動かして腸を感じます。ゆっくり行ってください。
③①の状態に戻して,今度は左手の手根で圧をかけて指先の方に動かします。
④①〜③を数回繰り返します。

気持ちいい強さで,ゆっくり行いましょう。
指先に力を入れず,手根で押すようにします。

大腸もみで腸活マッサージ  

①両手の親指を重ね,残り4指を重ねて三角形を作ります。最初に右の骨盤の内側(1)に重ねた指を置き、息を吐きながら指の腹で押します。
②手の形はそのままに、続いて右のろっ骨下(2)、おへそと溝おちの間(3 )、左のろっ骨下(4)の順に、同様に刺激します。
③最後に、左の骨盤の内側( 5)円を描くように息を吐き、もみながら押します。

ガス溜まり速攻改善② 運動で股関節を動かす

寝転ぶことができるなら、両足を伸ばして仰向けに寝転びます。
片足ずつ膝を胸に引き寄せるように動かします。
左右交互にゆっくり引き寄せてください。
1分くらい続けていると、ガスが出始めます。
完全にガス抜きできたなと思うまで続けてください。

寝転ぶことができなければ、たったまま太ももを胸に引き寄せるようにあげます。
こちらも左右交互にゆっくりとしたリズムで続けます。

ガス溜まり速攻改善③ 温め

お腹を温めることで、大腸の蠕動運動を促進しガスを排出しやすくします。
お風呂に入ったり、湯たんぽ、カイロやお灸などでおへその下を温めます。

お腹のガス溜まりを解消するために

お腹にガスが溜まると、とても不快だし、痛かったり張ってスカートがキツくなったり、とても辛く感じますよね。
でも、なかなか他人に理解してもらえない辛さでもあります。

ガスが溜まる原因は、あなた自身の腸内環境。
腸内環境の改善なしにガス溜まりの根本改善はあり得ません。
ぜひご自身のお食事内容や生活を見直して、ガス溜まりの辛さから解放されてくださいね。

【体質改善】朝起きた時から感じるからだの重さやだるさの原因と効果的な改善方法

あなたは朝起きた時、自分の体調がとても良いと思える日が、1週間のうちに何日ありますか?
起きた時から、からだが重いな、だるいな、眠いなと思う朝が多いのではないのでしょうか。
朝からだるい、そんな不調の改善方法を東京銀座八丁堀の体質改善サロンホットストーンセラピーCAONのオーナーセラピスト・岡崎さおりがおつたえします。

朝起きた時から不調を感じる理由とは

朝から不調を感じるその原因とは、ズバリ「代謝酵素が不足しているから」です。
代謝酵素って聞いたことありますか?
からだのなかの代謝活動を担ってくれているのが代謝酵素です。
代謝酵素の持つ大事な役割の一つが、からだの修復です。
代謝酵素はあなたが夜眠っている間に、からだの内臓や筋肉、肌などすべての細胞を修復する役割も果たしてくれています。

酵素はからだのなかで代謝だけではない様々な働きをしています。
例えば、食べたものを消化をするにも酵素が必要です。
消化は体内の酵素を最も消費するからだの役割です。
消化のしづらいもの、つまり動物性のたんぱく質や添加物、お酒や小麦製品、砂糖などを<普段から多くとっている方は、消化に多くの酵素を使うことになります。
さらに食べる量が多かったり、食べる時間が遅くなってしまうと、多くの酵素を消化に使うことになります。
これが酵素の浪費です。

酵素はひとりひとり体の中で作れる量が決まっています。
そしてその量は何もしなければ加齢とともに落ちていきます。
若いころはたくさん食べたり消化しづらいものを食べても、しっかり消化してさらに代謝できますが、酵素の生産量が落ちているのに、若いころのままの生活をしていると
消化に多くの酵素を浪費して、代謝に回す酵素が減ってしまいます。
結果からだの修復が行われず、朝起きた時から疲労感やだるさを感じてしまうんですね。

現代の日本の食生活は、食べすぎや消化不良になりやすい環境にあります。
意識しないうちに消化に酵素を使い、代謝する酵素が不足してしまう
⇒代謝できずからだが老化していく
⇒疲れやすい、疲れが取れない、太りやすい、老化
あなたはそんなサイクルに入っていませんか?

朝起きた時から感じるからだの重さやだるさの改善方法

朝起きた時からからだがだるい、重いそんな状況を変えるために効果的なのが「朝ファスティング」です。
ファスティングってどんなイメージでしょうか?
お腹がすくのを我慢する、耐える、きつい、そんなイメージではないでしょうか?
「朝ファスティング」はそんなにきつく辛いファスティングではありません。
とても気軽にできて、しかも効果もはっきり実感できます。

そのメソッドはとても簡単!

■朝起きてから昼(12時まで)は固形物を食べない
■夜ご飯は20時前に終わらせる
■たっぷりお水を摂る
■酵素を作るために必要なビタミン、ミネラルをしっかりとる
■腸内の善玉菌を増やすための発酵食品を摂る

わたしは昼ごはん、夕ご飯は普通に摂っています。
できれば避けた方がよい食べ物、しっかりとった方がよい食べ物などもありますが基本的には自由です。
そんなこと続けられないよという方も、毎日ではなく1日おきや週2日からなど気軽にチャレンジすることができます。



だんだん暖かくなり、季節は陽の気が強くなっています。
心もからだも外に向けて、デトックスしていく時期。
しっかりと腸内環境を整え、からだの隅々まで栄養をいきわたらせることで体のだるさや重さ、疲労をしっかり改善していくことができます。

まずは挑戦してみることが大切です。
これまでの生活の上に成り立ってきたのが今のからだ。
もし、からだをもっとこうしたい、こうなりたいという理想があるのなら、ぜひ変わるためにトライしてみてください。

【体質改善】デトックスしてからだの断捨離をするために知っておきたいこと

デトックス=解毒、では「毒」って何?

まず、デトックスで出したい「毒」ってなんでしょうか?
お客様に伺うと、添加物や重金属、化学物質?なんてお答えが返ってくることが多いですが
自分自身の体にとって悪い影響を与えるものはすべて毒といえるのではないでしょうか。
花粉症の人にとっては「花粉」も体内で炎症を起こす毒です。

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毒を排出するデトックス

体内の老廃物を含む「毒」を排出する経路は、便、尿、汗、皮脂、垢や爪、唾液や鼻水、呼気などさまざまです。
そのなかでも特に大事なのが「便」と「尿」。
なぜなら便は全体の8割、尿は2割の毒を排出するといわれているからです。
ほかの経路では残りの3%程度しか排出できません。

びっくりしましたか??
汗をたくさんかいたからと言って、その分老廃物がたくさん排出されるわけではないのです。

もともとデトックスとは、解毒という言葉通り
体内の老廃物をはじめとする毒を外に排出するという意味で使われていましたが
最近では「毒を体内にいれない」ことも重要視されています。
からだの害になるものをできるだけ体に入れないことは、毒の排出経路である
内臓の健康にもつながり、結果的には体内で生まれた老廃物や毒の排出もスムーズになります。

日々、日常の中でできるデトックスとしては、しっかり睡眠をとり身体を動かす、
内臓がしっかりと働くように保つことで、特別なことをしなくても
しっかりと便と尿からデトックスはされていきます。

デトックスに効果的な食べ物

デトックスを目的にするのなら、食物繊維はとても効果的です。
便秘を改善して、腸に停滞した老廃物をしっかり排出することができます。
食物繊維には「不溶性食物繊維」「水溶性食物繊維」があります。
不溶性食物繊維は、胃腸で水分を吸収して大きく膨らみ、腸を刺激して動きを活発にして、便通をうながしてくれます。
主に野菜や豆、キノコ、海藻に含まれています。
水溶性食物繊維は、胆汁酸やコレステロールを吸収して体外に排出する働きがあります。
わかめや昆布、サトイモなどに多く含まれています
どちらも第腸内で発酵・分解されるとビフィズス菌などの腸内の善玉菌を増やして、腸内環境を整えてくれます。

ファスティングってデトックスできるの?

ファスティングというと「痩せる」という目的の方が多いですが
実はデトックス効果がとても高いのが「ファスティング」です。

人の腸は日々食べ物を消化吸収してエネルギーに変換して排出してという働きをしていますが、
この「消化吸収」という働きをストップすると、排泄の動きが活発になるのです。
細胞が腸内の老廃物をしっかり掃除して排泄をするようになります。

細胞レベルで体内の老廃物や毒を分解し、排出する此の働きを「オートファジー」といいます。
実は細胞レベルまでのデトックスが可能だと医学的に
エビデンスがとれているのは「ファスティング」だけなんです。

どうして細胞レベルでファスティングが必要なの?
便がしっかり出ていればいいんじゃないの?
そんな疑問を持つ方もいらっしゃるかと思いますが
老廃物を抱え込んだままの細胞でデトックスをしても
汚れた雑巾で掃除するようなもの…といえばイメージできるでしょうか?

ファスティングというと、何日も絶食をしてお水だけで過ごすなんて無理!
そんな方でも、普段食べている食事を少し見直すだけで、しっかり腸の解毒は可能です。

自然にデトックスをできるからだになると、体質も肌質もガラッと変わります。
ぜひ「ただしい毒の排出経路」をしっかり整えましょう。



【体質改善】太りやすい季節?実は冬は「痩せ体質」をめざす最強シーズンです

冬になると太りやすくなる、そう感じている方は多いのではないでしょうか。
寒さから外出を控え、もこもこ厚着をしているので、実はひそかに体重やボディラインが気なる方も多いのでは?

でも冬もそのまま過ごすのは、体質改善にとってもったいない話。
実は冬は1年の中で最も代謝を上げやすい季節。
この時期にしっかり代謝を上げて痩せ体質をつくりましょう。

冬に代謝アップ、瘦せやすくなるわけ

外気の温度がどんどん下がっていく冬。
寒さを感じると、からだは体温を維持し、からだを冷えから守ろうとします。
そのためにからだが熱を作り出そうとするため、暑い時期よりもカロリーが消費され、代謝が上がります。
外が寒い方が、自分自身で熱を作ろうとする力が働いて、代謝が上がり痩せやすくなります。

「褐色脂肪細胞」を知っていますか?
褐色脂肪細胞は、からだの中でエネルギーを消費して体温を上げる役割をしている細胞です。
この褐色脂肪細胞の働きには個人差があり、しっかり働いているとエネルギーを体熱に変えることができるので
からだも冷えにくく、太りにくくなります
逆に働きが悪ければ、エネルギーを体に脂肪と蓄積し、さらに冷えやすい体になるのです。
この褐色脂肪細胞は温度差によって刺激を与えると活発に働くことがわかっています。
冬の寒い時期に、褐色脂肪細胞を活性化することで脂肪を燃焼しやすい体に改善することができます。

冬の代謝アップのポイント

冬は代謝が上がりやすいのですが、寒さから家にこもって活動量が減りがちな時期でもあります。
動かずにじっとしていると、からだはエネルギーを消費することなくため込んでしまうため太りやすくなってしまいます。

そのため必要なのは、まめにからだを動かすこと。
外に出て「寒い!」と感じた時にからだは熱をつくりはじめるので、散歩などで外気の気温をしっかり感じることが大事です。

また自宅ではヨガやラジオ体操などで大きく呼吸をしながら体を動かすことで内臓を動かし、熱を作る効率をアップすることができます。

効率よく代謝をアップするためには、褐色脂肪細胞の働きを活性化させることが大事です。
褐色脂肪細胞は、首肩、脇下、腰回りにあります。
この部分が固くなっていると、褐色脂肪細胞の働きが悪くなるので、しっかりとほぐしておくことが必要になります。
とくに寒さを感じて肩に力が入ったり、重たいコートを着ていると首肩回りは凝りやすくなり、褐色脂肪細胞の働きが悪くなってしまいます。
冬こそ背面のこりをしっかり解消して痩せ体質を作りましょう。

代謝が上がりやすいこれからの時期こそ、しっかり代謝をアップして痩せやすい体を作りましょう。

【体質改善】腸をきれいにする食べ物!からだと心の悩みを解消する腸活

「腸活」という言葉もずいぶん聞くようになりました。
健康や便秘解消だけでなく、ダイエットや美肌にも効果絶大な「腸活」は、健康意識だけではなく美容意識の高い女性の間で大きな注目を浴びています。

心とからだにとって大事な腸活とは

どうして「腸」がこんなに注目されるのでしょうか?
実は腸に関する研究が進むにつれて、腸の奥深さ、腸の果たしている様々な重要な役割が明らかになっています。
腸を整えるだけでからだや心の不調や悩みの解消だけではなく、痩せやすくなったり美肌になれたりするのです。

今回は腸活の効果と、日常に取り入れやすい「腸をきれいにする食べ物」についてお伝えします。
今日から日々の生活に「腸活」を取り入れて、きれいで健やかな心と体を手に入れましょう

どうして「腸」がそんなに大事なの

便秘がちだから腸が気になる…腸ってただウンチがたまって排泄するだけの機関だと思っていませんか?
実は腸は体の中で最も重要といわれるくらい大事な働きをたくさんになっています。
「腸は第2の脳」という言葉を聞いたことはありますか?
腸は食べたものを「消化」して「吸収」して「排泄」を行っていますが、さらに重要な役割を持っています。
それが「免疫機能」と「解毒機能」です

腸には多くの免疫細胞が集中しています。
それは最大の免疫機関と呼ばれるほどです。
この免疫の活性化に重要なのが「腸内細菌」ということがわかってきました。
しかもこの「腸内細菌」は解毒機能も持っていることがわかっています。
腸はこれらの働きを脳からの命令ないし自律的に行います。
そのため「第2の脳」と呼ばれるようになりました。

腸内細菌の働きとは

私たちの腸内には、膨大な数、さまざまな種類の細菌が暮らしています。
まだまだ発見されていない未知の細菌も多いといわれています。
その量、重さにして1.5~2キロにもなります。
この細菌の群れを「腸内フローラ」と呼んでいます。
善玉菌、悪玉菌という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、善玉菌は体に対してよい影響を与える菌、悪玉菌は悪い影響を与える菌です。
善玉菌が多いと消化吸収能力も上がり、免疫力、解毒力もUPするという、いいことずくめ!
逆に悪玉菌が増えると、腸内で腐敗が進み発がん性物質や、老化物質、ガスが発生します。
そうすると免疫力、解毒力が低下し、便秘や肌荒れ肥満の原因となるのです。

腸内をきれいにするとこんな悩みが解消します

腸がきれいになると、どんな悩みが解消できるのでしょうか

便秘解消

しつこい便秘、頑固な便秘に悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
実は定期的に排便をしていると思っていても、腸内環境が悪く慢性的に「便秘状態」になっている人も多いのです。
腸内をきれいにすると、停滞している便や腐敗している老廃物が排出され、便秘の改善になります。
便秘は肌トラブルや体臭の原因にもなっています。
この「便秘」が解消されるだけでも、からだはぐんと軽くなります。

代謝UP

腸内の悪玉菌が増加すると、腸内で毒素やガスを発生させてしまいます。
その毒素やガスが血流にのって全身に届くことで、細胞内に老廃物がたまり、代謝が低下する結果に。
代謝が低下すると、眠っている間の体の修復が行われなくなったり、ひどい冷えやコリやむくみの原因になります。
腸内がきれいになって便秘が改善されると、しっかり栄養が吸収され、からだの隅々まで必要な栄養を届けることができるようになり、結果代謝が劇的にUPします。

血液が解毒されないと血流が悪くなり、新陳代謝を低下させてしまうんです。腸内がきれいになり便秘も解消されると、肝臓での解毒もきちんと行われて新陳代謝も良くなります。

アレルギー症状の改善

腸の悪玉菌の増加、消化力の低下は免疫力を低下や乱れさせてしまいます。
そのため風邪をひきやすくなったり、アレルギー症状がひどくなったりということは有名ですね。
腸内の環境を整え、免疫力を整えることでアレルギー症状が改善していきます

汚肌を脱却して美肌に

腸内が汚れていると、腸の老化が進みます。
お肌は内臓を映す鏡といわれます。
肌状態が内臓の状態を反映すると考えると、腸の老化が肌の老化を招くことが理解しやすいのではないでしょうか。
腸の状態が乱れると、肌のハリ艶がなくなってきたり、シミしわが目立ち、全体的に肌が老化してしまいます。
腸内細菌のバランスを保ち、腸年齢を若く保つことで肌年齢を若く保つことができます。

腸をきれいに保つことで、きれいで健康的でいられる!ということがわかりますね。

【腸活】腸内をきれいにする食べ物

食べて腸活するためには、腸に負担にならず腸内の善玉菌を元気にする食べ物が必要です。
わたしたちの体はすべて食べたものでできている。
体に入れた食べ物によって、腸内細菌の状態は良い方向にも悪い方向にも変化します。

①生野菜、果物

温活のために、生の野菜を避けて温野菜のみにしているという人もいるのでは?
生の野菜や果物は「酵素」という栄養素を持っています。
この酵素は熱を加えると壊れてしまうので、生のまま摂取することが大事になります。
酵素は、腸内で食べたものの消化を促進し、腸の負担をグンと減らしてくれます。
積極的に摂ることで、腸の働きが整います

②植物性発酵食品

発酵食品は生野菜や果物と同じように酵素がたっぷり含まれているうえに、善玉菌のえさとなって善玉菌を増やす乳酸菌も豊富です。
乳酸菌には「植物性」と「動物性」の乳酸菌がありますが、腸のために積極的に摂りたいのは植物性乳酸菌
ぜひ毎日一食は取るようにしてください。

植物性乳酸菌が豊富な食べ物
 味噌、醤油、納豆、ぬか漬け、ピクルスなど

③食物繊維

デトックスを目的にするのなら、食物繊維はとても効果的です。
便秘を改善して、腸に停滞した老廃物をしっかり排出することができます。
食物繊維には「不溶性食物繊維」「水溶性食物繊維」があります。
不溶性食物繊維は、胃腸で水分を吸収して大きく膨らみ、腸を刺激して動きを活発にして、便通をうながしてくれます。
主に野菜や豆、キノコ、海藻に含まれています。
水溶性食物繊維は、胆汁酸やコレステロールを吸収して体外に排出する働きがあります。
わかめや昆布、サトイモなどに多く含まれています
どちらも大腸内で発酵・分解されるとビフィズス菌などの腸内の善玉菌を増やして、腸内環境を整えてくれます。

不溶性食物繊維が豊富な食べ物
 野菜、まめ、キノコ、海藻

水溶性食物繊維が豊富な食べ物
 わかめ、昆布、さといもなど


日々、わたしたちが口にするものが、腸内の環境を左右します。
今口にしているものは、腸に良い影響を与えるものですか?
ほんの少し意識するだけで変えられる食生活から腸をきれいにしていきましょう